出版社内容情報
1970年代、日本全国に1000グループとも2000団体ともいわれた無数の暴走族が簇生し、夜毎幹線街道筋に数千人から万余の“族”たちが繰り出しては集団走行し、数キロメートルにも及んだ無法地帯を作り出して「集会」・抗争を繰り広げた。彼らの走りとパーティーのありさまを克明に記録した名写真集として、圧倒的な注目を浴びた写真集が、いま再び甦る!
内容説明
時間は、怖ろしいほどのスピードで流れてゆく。「止められるか、俺たちを」を本にまとめてから、すでに十三年が経ってしまった。―俺たちのこととやかく言う前に、テメエのこと、どうにかしたら?テメエのことゴマ化してる野郎の言うことなんか、まともに聞けるかよ!十三年経っても、少年たちは同じ台詞を叫んでいる。ただ、齢と共に人が入れ替るだけで、問題は何も解決していないし、解決に向かっているとも思えない。だから、どんなに力で封じ込めようとしても、「族」は次から次へと生まれてくる。