子どもの本のちから―越境する児童文学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784807402205
  • NDC分類 909.04
  • Cコード C0090

出版社内容情報

力を尽くしてこの分野に関わってきた人々の中には、対象となる子ども(たち)を強く意識している人もいれば、そうでない人もいるようです。対象となる子ども(たち)は念頭になくとも、大人の中には必ず子どもだった自分がいて、それを含んだ存在である。

内容説明

江国香織VS刈谷政則“作品が生まれるとき”、今江祥智VS刈谷政則“子どもの本の40年”など13人の著者がこもごも語る、児童文学のちから。

目次

夕方の時間―作者の立場から
子どもの本の四〇年―作家と編集者の対話1
作品が生まれるとき―作家と編集者の対話2の1
読書のすすめ―作家と編集者の対話2の2
仕事のこと友だちのこと―作家の立場から
子どもの本との豊かな出会い―翻訳の立場から
『虫めづる姫君』―国文学の立場から1
江戸の戯作絵本―草双紙―国文学の立場から2
アジアの教科書事情―歴史の立場から
アフリカの「語りの文化」―チナ・ムショーペのストーリーテリング―アフリカ文学の立場から
ラスコーの洞窟画―美術評論の立場から
ヴィクトリア時代の絵本(トイ・ブックス)―絵本研究の立場から
イギリス文学の中の子どもたち―イギリス文学の立場から
「マザー・グース」―詩人の立場から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

バジルの葉っぱ

1
大学の児童文学の総合講座の講演をまとめたもの。児童文学作家の今江祥智さん、岩瀬成子さん、中世日本文学がご専門で最近は朝日新聞で書評にも活躍なさっている田中貴子さんの講演が含まれていたので読んでみた。中でも、田中さんの虫めづる姫君の話と、堤邦彦さんの江戸時代の絵本である赤本、そのパロディをのせた黄表紙の話が面白かった。色々な分野の専門家が多角的に語っているのが良かった。2010/06/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/250910
  • ご注意事項

最近チェックした商品