南アフリカを読む―文学・女性・社会 (増補改訂)

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  • サイズ B6判/ページ数 463p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784807401079
  • NDC分類 994
  • Cコード C0098

出版社内容情報

アパルトヘイトは南アフリカの社会を大きく歪めてしまったが、もちろん人種差別だけが南アフリカのすべてではない。数々のアフリカ人に出会い、数々の文学作品を通して、アフリカの現実を読み取ることを続けてきた著者による現代南アフリカ社会論、文学論、女性論を集大成。

内容説明

南アフリカ人女性文学者たちは、黒人としての差別、働く者としての差別、女性としての差別を越えて、公園の白人専用公衆トイレの中でも作品を書き続けた。アフリカ社会、アフリカ女性、アフリカ文学を知る。

目次

第1章 アフリカの文学と女たち(アフリカの文学と女たち;アフリカ文学に描かれた女性像―新しい女たち ほか)
第2章 なぜアフリカ文学なのか(なぜアフリカ文学なのか;ジンバブエ紀行―マレチェラとグギ ほか)
第3章 テキストを読む―南アフリカ文学を中心に(カン・テンバ『死ぬ意志』について―時代背景のなかで;アレックス・ラ・グマ「レモン農園」 ほか)
第4章 アパルトヘイト後の南アフリカ(諸民族語のこれから―南アフリカ通信1;性差別に立ち向かう女性たち―南アフリカ通信2 ほか)

著者等紹介

楠瀬佳子[クスノセケイコ]
1945年高知県生まれ。現在精華大学教授。アフリカ文学・文化論。女性学。アフリカ文学研究会会員。著書に『ベッシー・ヘッド 拒絶と受容の文学―アパルトヘイトを生きた女たち』(第三書館)、共編書に『ひとの数だけ文化がある―第三世界の多様性を知る』(第三書館)、『女たちの世界文学』(松香堂)、訳書にベッシー・ヘッド『マル―愛と友情の物語』(学芸書林)、ミリアム・トラーディ『二つの世界のはざまに』(新水社)、チナ・ムショーペ他『女が集まる―南アフリカに生きる』(現代企画室)、ファティマ・ミーア『ネルソン・マンデラ伝』(明石書店)、アリス・ウォーカー『愛と苦悩のとき―アリス・ウォーカー短編集』(山口書店)、グギ・ワ・ジオンゴ『精神の非植民地化』(第三書館)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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