サイケデリックス―幻覚ドラッグ必携ガイド

第三書館のドラッグシリーズ最新刊。LSDやDMTなど幻覚ドラッグの源はキノコやサボテン、植物のツルや根などナチュラルなものだが効き目は強い。本書は幻覚ドラック使用上の注意と共に複合使用時の幻覚などを克明に記録した注目の一冊。

“ＴＨＥ　ＥＳＳＥＮＴＩＡＬ　ＰＳＹＣＨＥＤＥＬＩＣ　ＧＵＩＤＥ”の原題をもつ本書の内容は、人文や科学、化学の教科書のようであり、そしてまたある種の幻想文学のようでもある。著者Ｄ・Ｍ・ターナー氏が自らの体験記を通じて発信するメッセージの媒体として機能し得るならば幸いである。

本田礼［ホンダレイ］
１９７２年神奈川県鎌倉市生まれ。本書が処女翻訳書となる。現在、無職透明
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイちゃん

きっとここに書いてある大抵の知識はみなさんの聞きなれない言葉であり、また今後も縁のない単語ばかりでしょう。それでも、それらを摂取した彼らの体験談は詩人顔負けの語彙あふるる魅力的なもので、この書物の価値を大幅に高めています。2011/11/06

どんな薬をどれくらい投与すれば、どの程度ハイになれるかを書いた本。病院でのみ使われる麻酔とかも紹介されており、どうやって手に入れるんだよとつっこみを入れたくなるが、参考資料としてはうってつけ。

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