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内容説明
谷崎潤一郎の小説『細雪』に登場する美容師のモデルにもなった著者が、人生への悩みの中で道一条を決意。華やかな生活を捨て、教祖のひながたを求めて「つくし運び」に徹した布教の道へ―。戦前・戦後の激動の時代、教祖を見つめて一途に生きた女性の感動の自伝。
目次
生い立ち―脇の浜にて
一つの節
女の職業
上海へ―パイオニアとして
お化けの花嫁
道一条へ
布教所の時代
名称を頂く
疎開の日々
逆転、再逆転
詰所づとめ
飴で作った杖
教会を売る
解決は誰がする
悲しい夫婦
「ヒロユキデナオシタ」
大海の心に
理の世界の不思議さ
台風の日
海を歩いて―垂水まで
著者等紹介
木下寿美子[キノシタスミコ]
明治38(1905)年、神戸市生まれ。24歳で当時一流の技術を備えた美容室を経営。31歳で道一条を決意。昭和13(1938)年、大和布教所設置。17年、夫木下一夫が尼ノ浦分教会長就任。26年、教会移転とともに名称を「天浦」と変更。45年10月から51年4月まで天浦分教会長。天理よろづ相談所事情部講師などを務めた。平成13(2001)年8月11日、96歳で出直し(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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