内容説明
いのちといのりを描き児童文学と歩んだ半世紀。原稿用紙4千枚の大河小説『新十津川物語』の作者が“心の原風景”綴った珠玉のエッセー集。
目次
第1章 風(平成六年)(一月・子ども;二月・野施行 ほか)
第2章 声(平成七年)(一月・神むかえの日;二月・震災の余波の中で ほか)
第3章 土(平成九年)(一月・注連飾り;二月・日の丸のことなど ほか)
第4章 うた(平成十三年)(一月・猩猩;二月・父は― ほか)
第5章 「新十津川物語」を降り返って
著者等紹介
川村たかし[カワムラタカシ]
1931年、奈良県五條市生まれ。奈良学芸大学(現・奈良教育大学)卒業後、五條市の小・中・高校、奈良教育大学、梅花女子大学で教鞭をとる。日本児童文芸家協会会長。日本文芸家協会、日本ペンクラブ会員。1978年、『山へいく牛』で第16回野間児童文芸賞、国際アンデルセン賞優良作品賞受賞。1980年、『北へ行く旅人たち』『新十津川物語』などの作品に対して第2回路傍の石文学賞受賞。1981年、『昼と夜のあいだ』で第21回日本児童文学者協会賞受賞。1989年、『新十津川物語』(全10巻)で第29回日本児童文学者協会賞、第36回産経児童出版文化賞大賞を受賞。のちのNHKテレビ放映をきっかけに、新十津川町に「新十津川物語記念館」が設立され、名誉館長を務める。1995年、『天の太鼓』で第19回日本児童文芸家協会賞受賞。2000年、児童文学の発展に寄与したとして文部大臣表彰。2001年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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