内容説明
1993年、一般市民が自由に大海原へ出て行くためにセイル・トレーニング帆船“あこがれ”が大阪市によって建造された。そして、20世紀を締めくくる2000年4月、日本の帆船としては初めてヨーロッパへ到達する東回りによる世界一周の旅へと、船出した。途中、3つのレグには一般公募された全国の人たちが乗り組み、荒海を乗り越え、国境を越え、世界の海を体験し世界の人々と出会い、交流し、文化に触れ、歴史を学んだ。本書は、12月25日に大阪港へ帰港するまでの、全航程29000マイルにおよぶ、その全航海の記録写真集である。
目次
“あこがれ”、世界へ!「ワールドセイル2000」の概要
“あこがれ”の航海が育むもの「ワールドセイル2000」でのセイル・トレーニング
世界の帆船が集った世紀の祭典「トールシップス2000」
交流の架け橋となった“あこがれ”「ワールドセイル2000」の航海における国際交流
大阪→ホノルル―おもな日程・航跡図
2000年4月9日大阪出港5万キロの世界一周航海が始まった
ホノルル→ボストン―おもな日程・航跡図
サンフランシスコから中南米へ
パナマ運河通過
ボストン→ハリファクス―おもな日程・航跡図〔ほか〕



