出版社内容情報
理由はひとつ、「わたりたいから、わたった」
こんな単純な気分が、どうして分からないんだ…
40年前、わずか6メートル足らずのヨットで太平洋を横断した
堀江青年の〈マーメイド号〉航海記。不屈の名著、復刊!
昭和37年5月12日、午後8時45分、全長19フィートのヨットで、兵庫県西宮の岸壁から太平洋へ出港した青年がいた…。
94日後、青年の乗ったマーメイド号はサンフランシスコのゴールデンゲートの下を通過した。
『太平洋ひとりぼっち』は、その青年、堀江謙一が綴った冒険の記録。と同時に、それまでヨットでの海外渡航に対して、パスポートの発行を認めなかった日本政府の鎖国に終止符を打った「挑戦」の記録でもある。
■CONTENTS
太平洋への夢
先輩たちとヨット購入
マーメイド号誕生
周囲の猛反対
出発準備
搭載品
日本脱出
悪戦苦闘の連続
走れ、走れ!
日付変更線を超える
風なし波あり
北風よ早く来い
天測不能位置だせず
お母ちゃん、ぼくきたんやで
解説:横山 晃
内容説明
「挑戦」を忘れたニッポン人へ…40年も前に、わずか6m足らずのヨットで太平洋を横断したマーメイド号の航海記。不朽の名著、復刊。
目次
太平洋への夢
先輩たちとヨット購入
マーメイド号誕生
周囲の猛反対
出発準備
搭載品
日本脱出
悪戦苦闘の連続
走れ、走れ!
日付変更線を越える
風なし波あり
北風よ早く来い
天測不能位置だせず
お母ちゃん、ぼくきたんやで
著者等紹介
堀江謙一[ホリエケンイチ]
1938年大阪生まれ。1954年関西大学第一高等学校入学同校ヨット部入部。1962年単独太平洋横断。1972年小型ヨットによる西回り単独無寄港、世界一周。1982年4年間にわたる挑戦の末、初の縦回り、世界一周。1985年世界初、太陽電池によるソーラーボートにて単独太平洋横断。1989年全長2.8メートルの超小型ヨットにて単独太平洋横断。1993年世界初、足漕ぎボート(人力)でホノルルより沖縄まで単独太平洋横断。1996年ソーラーボート(アルミ缶リサイクル使用)にて南米エクアドルから東京まで単独太平洋横断。1999年ビール樽528個とペットボトルのリサイクル素材で建造の双胴ヨットで単独太平洋横断。2002年ウイスキー樽、アルミ缶のリサイクル素材で建造したモルツ・マーメイド3号にて単独太平洋横断。受賞歴―1963年第10回菊池寛賞。1964年イタリア・サンレモ市より「海の勇者」賞。1974年朝日新聞社より朝日賞。1998年エクアドル共和国政府よりガラパゴス諸島バルトラ島の岬が、堀江謙一船長岬と命名される。2004年マリンジャーナリスト会議よりマリン賞(特別功労賞)
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