内容説明
日本伝統武道最後の達人初見良昭がその壮年期に、「武術の歴史は日本だけのものにあらず」と、「武術家」としての自らの価値観を再認識するため海外の猛者を訪ね歩き、世界への視野を拡げた貴重な武術探求記!
目次
第1章 映像の世界
第2章 アメリカのマーシャルアーツ(出発;ニューヨークのアスファルト・ジャングルで ほか)
第3章 世界のマーシャルアーツ(武術の歴史は日本だけのものにあらず;現代に生きる武術家探訪 ほか)
第4章 世界マーシャルアーツ大会(世界マーシャルアーツ大会を見て;武道史にない画期的な大会 ほか)
著者等紹介
初見良昭[ハツミマサアキ]
昭和6年12月2日千葉県野田市に生まれる。武芸考証家。日本作家クラブ会員。戸隠流、玉虎流、九鬼神伝流、虎倒流、義鑑流、神伝不動流、玉心流、雲隠流、高木揚心流、九流派宗家、武神館道場館長。日本外国特派員協会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
有坂汀
7
武神館武道宗家、初見良昭師。彼の存在を知ったのは『刃牙』シリーズでおなじみの漫画家、板垣恵介氏の著書『板垣恵介の激闘達人烈伝 (徳間文庫)』(徳間書店)であり、何を思ったのか当時の自分は初見先生に年賀状を送り、返事まで頂戴したことを思い出しました。ちなみに、その年賀状は現在でも大切に保存しております。本書は「現代の忍者」世界中の「プロ」を中心にその武名を轟かせている武神館武道の宗家、初見良昭先生がその壮年期に「武術家」として自らの価値観を再認識するため、海外の武術家たちを訪ね歩いた貴重な記録の新装版です。2025/04/14