内容説明
剣道範士八段の剣豪であり、宮本武蔵の剣法“二天一流”の継承者である物故直前の著者が、真の“宮本武蔵の剣法”と“その精神”を、精魂込めて遺した力作!
目次
第1章 武蔵の剣法二天一流とその系譜(二天一流の組太刀;十四代師範・指田次郎先生の覚書 ほか)
第2章 武蔵の剣技と精神(『五輪書』から学ぶ;剣を学ぶ過程)
第3章 武蔵が到達した世界(剣の道と諸芸諸般;武蔵の人間像 ほか)
第4章 武蔵と『五輪書』(『五輪書』の背景と意図;『五輪書』の内容)
第5章 武蔵の生涯(幼少から少年期へ;青年期の武蔵 ほか)
著者等紹介
一川格治[イチカワカクジ]
明治44年、熊本県八代市に生まれる。旧制八代中学時代、澤友彦範士、大野操一郎範士らに指導を受け、卒業後、熊本県警に奉職する。県警時代は鶴田三雄範士、坂口鎮雄範士に師事。定年退職後は熊本武道館剣道師範として後進を指導する。昭和9年、皇太子殿下御誕生奉祝天覧試合に出場、翌10年には全国青年演武大会で優勝を飾り、戦後は全日本東西対抗大会など各種大会で活躍した。剣道範士八段。また野田派二天一流第十七代を継ぎ、同流の発展に努めた。昭和59年4月7日死去。享年73歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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