内容説明
がんを治した人、治さなかった人、治せなかった人。それぞれの患者さんには、それぞれのがんのストーリーがある。消化器がんの最新手術と治療成果をめぐる２１の軌跡。
目次
第１部 医者と患者が向かい合うとき（同じ舞台の上で向き合う医師と患者（Ｏさん／直腸がん・肝転移・肺転移）
「手術をしたい」という９２歳の長寿者のがん（Ａさん／胃がん・直腸がん）
２７歳の女性、しかも妊婦で大腸がん？（Ｆさん／大腸がん）
完治したスキルス胃がんのこと（Ｋさん／胃がん）
７年ぶり、早期胃がんの来訪者（Ｉさん／直腸がん・胃がん） ほか）
第２部 あたたかながん治療に向けて（がんの診断、浸潤と転移、痛みなどをめぐって；外科医をめざした最初の一歩；“おまえは、どうおもう。やる気はあるか？”；がんの手術の「上手い」「下手」とは？；頭のがんとお腹のがん ほか）
著者等紹介
塩田吉宣［シオダヨシノブ］
東京都立日比谷高校卒業後昭和４８年日本医科大学入学。昭和５４年３月同卒業。５月第６７回医師国家試験合格。日本医科大学第一外科入局。昭和５５年３月日本医科大学第二病理学教室大学院入学、第一外科学及び東海大学病理学教室等での仕事により医学博士号取得。昭和５８年４月米国コロラド大学Ｇａｓｔｒｏｅｎｔｅｒｏｌｏｇｙ（消化器科）へ留学。昭和５９年７月日本医科大学第一外科助手。昭和６１年７月癌研病院外科。昭和６３年１月日本医科大学多摩永山病院救命救急センター助手、第一外科助手。平成４年７月塩田病院副院長、日本医科大学第一外科客員講師。平成１９年１０月塩田病院附属福島孝徳記念クリニック開設。日本外科学会認定医、指導医、日本消化器外科学会認定医、指導医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器病学会専門医、日本癌学会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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