目次
第1章 アフリカルチャー最前線
第2章 アフリカ文化クロニクル
第3章 素晴らしき映画祭
第4章 音楽パワーが爆発する
第5章 現代美術への誘い
終章 白石顕二の仕事
著者等紹介
白石顕二[シライシケンジ]
1946年、茨城県生まれ。東京都立大学法学部卒。アフリカ文化研究者。2005年6月22日死去。享年59歳。アフリカの民族独立、解放闘争の思想と歴史を日本に積極的に紹介してきた。アミルカル・カブラルの思想を知らしめ、また、1986年の南アフリカツツ大司教の来日に大きな役割を果たした。アーティストの発掘者として、ティンガティンガ派のリランガやジャファリーのエナメル・アートを国際的に認知させた功績は大きい。1989年から2002年まで、オーガナイザー兼コーディネイターとして、計6回の「東京アフリカ映画祭」を組織・運営。アフリカと結ぶ分野は広範囲、多岐・多層にわたった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
308
白石顕二氏は著者略歴にはアフリカ文化研究者とあるが、およそアフリカに関することならば、政治、音楽、美術、文学から映画にいたるまでを幅広く手掛け、日本に紹介してきた。東京アフリカ映画祭の主宰や、ツツ大司教の来日にも大きな役割を果たすなど、その功績は計り知れない。本書は2006年の出版といささか古くなってしまったが、変貌を続けるアフリカを知るにはけっして古びてはいない。報道は極めて少なくなったが、アフリカ各地のエイズ問題は依然として続いており、社会問題は山積みである。その一方で文化的な広がりもまた認知され⇒2022/07/14