ネイティブ・アメリカン―叡智の守りびと

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ネイティブ・アメリカン―叡智の守りびと

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  • サイズ A4判/ページ数 133p/高さ 32cm
  • 商品コード 9784806767909
  • NDC分類 389.53
  • Cコード C0098

出版社内容情報

全米グラフィックアート賞、国際アートディレクタークラブ賞受賞作品。
ナショナルジオグラフィック誌で活躍するライターと写真家が、10年以上かけて全米各地のインディアン居留地を訪ね、スピリチュアル・エルダー(精神的長老)たちの言葉を記録した、全米ベストセラーの邦訳。
17人のウィズダム・キーパー(叡智の守りびと)と名づけられた彼らが、その心の奥、夢、ビジョン、ユーモア、笑い、癒しの方法や黙示的な予言を、私たちの心に響く言葉で語ってくれる。心の奥の生命の光をやさしく揺り起こしてくれる本である。

【書評再録】
★朝日新聞評(1997年1月26日)=人間は大地の一部であるという哲学が、平明な表現で語られている。自らの癒しとして、ネイティブ・アメリカンを扱った本とは違う、共感の視線がある。
★毎日新聞評(1997年1月26日)=「人間らしく生きる」とはどういうことなのか。現代人が忘れた精霊や自然の不思議、素朴な生き方などの哲学が詰まっている。
★時事通信全国配信記事(京都新聞ほか)(1997年2月2日)=「神秘」を売り物にせず、学術的な面ばかりを強調したものでもない本書は、1990年の刊行以来、米国で着実に版を重ねている。
★東京新聞・中日新聞評(1997年2月16日)=単純ゆえに深く確信的なメッセージは、うわべだけの人権や自然保護を掲げる私たちに、どこか根底的な反省を迫ってくる。
★信濃毎日新聞評(1997年3月23日)=われわれの足元を見つめ直すきっかけになる一冊だ。
★週刊朝日評(1997年3月7日号)=どの言葉も、民族を越えて深い感銘を与える力がある。
★山と渓谷評(1997年4月号)=宝物のいっぱいつまった本である。語られる言葉の一つ一つが、静かに魂を揺さぶる。美しい写真集でもある。写された1枚1枚の叡智の表情が、われわれが捨て去ってしまった、あるべき本来の生き方を語っている。手元に置いておきたい一冊だ。
★読書人評(1997年2月21日号)=心の奥、夢、ビジョン、ユーモア、笑い、癒しの方法や黙示的予言を、心に響く言葉で語っている。ここには世界への普遍的なメッセージが溢れている。
★図書新聞評(1997年3月15日号)=インディアンの伝統や土地に触れて、えもいわれぬ涙が込み上げてくることがある。それは、喜び、悲しみ、感謝、感動のすべてが入り交じった生命の実感かもしれない。
★毛糸だま評(1997年春夏号)=生きることの本当の意味を考えさせられる一冊。純度が高く我々を引きつけてやまない迫真力のある写真とあいまって、心が澄み渡ってくるのを感ぜずにはいられない。思わず誰かにプレゼントしたくなる、価値ある本である。
★教育新聞評(1997年2月17日号)=10年がかりの旅にふさわしく、言葉にも写真にも深い重みがある。言葉を寄せている一人ひとりの存在が、読むものを圧倒する。彼らの言葉を素直に受け止めたい。彼らの言葉を子どもたちにも知ってもらいたい。そんな思いがわいてくる。
★日刊ゲンダイ評(1997年3月4日号)=長老たちのメッセージは、現代社会に生きる私たちに不思議な力を与えてくれる。

【読者の声】
■女性(47歳)=叡智--このごろ久しく耳にしなかったこの言葉がピッタリの、本当に素晴らしい本をありがとうございました。長老方の一言一言が心にしみる感じ。この叡智を私たちがどう生かしていくかが21世紀への課題だと思いました。
■女性(30歳)=前から書店で見ていて、少し値段が高いので悩んでいたのですが、思い切って購入して読み、すごく感動し、心が熱くなりました。良かったです。また何度も読み返したいと思います。

【内容紹介】本書「訳者まえがき」より
 長老たちは時には淡々と、またある時は激しく語る。その言葉は決して派手ではないが、深き余韻を残す。彼らはそれぞれ異なる部族に属し、異なる土地に育ち、異なる歴史と文化を受け継ぎ、異なる言葉を話し、また、部族特有の起源説や、宗教観、そして一人ひとりの個性を持っている。が、人間が大地を所有するのではなく、大地が人間を所有している、という明確な哲学は彼らすべてに一貫している。大地は母であり、人間は生きとし生けるもの全てと調和する偉大な聖なる輪の中に在り、輪の中の存在を傷つけることは、それがどんなに小さなことでも、生命のバランスを崩すことになり、人間自身の破滅につながるというのだ。
 この世界観は本来、自然の恵みを日々感じて暮らしていた地上全ての人間が持ち合わせていたものではないだろうか。近代化によってそのような世界観が置き去りにされていく一方で、ネイティブ・アメリカンを始めとする各国の先住民たちはこの伝統的な思想を命がけで守ってきた。オノンダガ国の首長、オレン・ライオンズは言う。
「言っておくが、インディアンの秘密なんてものはないんだ。もちろん謎なんかもない。ここにあるのは常識だけだ」と。
 彼の言う常識、それは母なる地球の上に生あるものとしての常識ではないだろうか。
 21世紀を目前にした今、ウィズダム・キーパーたちの言葉が海の向こうの長老たちから、全ての人びとに共通する、普遍的なメッセージとして響いてくるように感じてならない。

【内容紹介】本書「訳者あとがき」より
 私がネイティブ・アメリカンの人々を通じて学んだこと、それは人間と自然との関わりを頭だけでなく、体と心全体で知り、この大地に生きとし生けるものとの聖なる輪の中で調和して生きていくこと。タドダホ・レオン・シェナンドア氏が言うように、創造主が創られた全てのもののために生き、その破壊に力を貸さないこと。そして、自分のルーツを知り、歴史を知り、地域社会や家族を大切にするということであった。これらの教えは私が生きていくうえで大きな指針となった。また、これらを教えてくれた人々が直面する問題に目を背けず、外部の者として何ができるかを考え、行動に移してゆくことも忘れてはならないことだと思っている。
 私のもう一つの祖国日本は、経済優先のために神聖な原生林を伐採し、野山を削り、命の源である水を絶え間なく汚染し、挙句の果てに、エネルギー需要を満たすとの名目で、命の存続とは共存できない手段を選び続けている。また、自国の歴史に直面せず、国際社会、特にアジア地域での将来のあり方を見出せないでいる。国内におけるさまざまな弱者への差別が改められないまま、うわべだけの「人権尊重」や「国際交流」がうたわれているのも事実だ。民の精神が荒廃し、それを反映するかのように子供たちが互いを苦しめあい、ともに歩むすべを見失いつつある。この混沌とした状況を変えるにはどうすればよいのだろうか。ウィズダム・キーパーたちの言葉は、その鍵は実はもっと地に近いところにあるのではないかと暗示しているようだ。母なる大地の子としての意識に目覚め、大地の声に耳を傾け行動していくこと。そしてそれに必要なのは、粘り強い精神力と「信じる」ことだと長老たちが語りかけてくるように思えてならない。

【主要目次】
チャーリー・ナイト(ユート族)/フランク・フールズ・クロウ(ラコタ族)/オードリー・シェナンドア(イロコイ族・オノンダガ国)/マシュー・キング(ラコタ族)/コーベット・サンダウン(イロコイ族・セネカ国)/ハリエット・スターリーフ・ガムス(シネコック族)/エディ・ベントン・バナイ(オジブワ族)/バーナン・クーパー(ランビー族)/オレン・ライオンズ(イロコイ族・オノンダガ国)/ライラ・フィッシャー(ホー族)/バッファロー・ジム(セミノール族)/トム・ポーター(イロコイ族・モホーク国)/トーマス・バニヤッカ(ホピ族)/アンクル・フランク・デイビス(ポーニー族)/レオン・シェナンドア(イロコイ6カ国連合)/アービング・パウレス・シニア(オノンダガ国)/ルイス・ファーマー(イロコイ族・オノンダガ国)/エピローグ--7世代先へ向けて/あとがきにかえて--チーフ・シアトルの言葉(1855年)

内容説明

ナショナルジオグラフィック誌を中心に活躍するライターと写真家が10年以上の歳月をかけて、全米各地のインディアン居留地を訪ね、スピリチュアル・エルダー(精神的長老)たちの言葉を記録してきた。全米でベストセラーとなった本書はそうした長老たちからのメッセージである。17人のウィズダム・キーパー(叡智の守りびと)と名づけられた彼らが、その心の奥、夢、ビジョン、ユーモア、笑い、癒しの方法や黙示的な予言を、心に響く言葉で読者と分かちあってくれる。ウィズダム・キーパーたちの言葉が、海の向こうの長老たちから、すべての人に共通する普遍的なメッセージとして、私たち心の中で響く合う。

目次

チャーリー・ナイト(ユート族)
フランク・フールズ・クロウ(ラコタ族)
オードリー・シェナンドア(イロコイ族・オノンダガ国)
マシュー・キング(ラコタ族)
コーベット・サンダウン(イロコイ族・セネカ国)
ハリエット・スターリーフ・ガムス(シネコック族)
エディ・ベントン・バナイ(オジブワ族)
バーナン・クーパー(ランビー族)
オレン・ライオンズ(イロコイ族・オノンダガ国)
ライラ・フィッシャー(ホー族)〔ほか〕

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