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出版社内容情報
妻を喪うということ……夫婦のあいだで、こんな愛の形が可能なのか。第二の人生が始まろうとするやさきに天国へと旅立った、最愛の妻「よし兵衛」への想いをつづる。 ★★★朝日新聞「著者紹介」欄(1996年2月11日)=“やがて一人になる”夫婦の姿の原形を見た。★★★読売新聞家庭欄(1996年3月22日)=悲しみや愛情を表に出すのは男らしくない---。そんな価値観を超えて感動の輪を広げている。★★★共同通信全国配信記事(1996年2月18日)=不思議な魅力にあふれた本だ。素人だから文章が特段にうまいわけではない。感情の赴くままに脱線もする。しかし、それがマイナスに働くのではなく、人の胸を突く力になる。現代ではあまり語られなくなった「夫婦愛」「夫婦の絆」というものを、あらためて考えさせられる。★★★ ●●●「あとがき」より=「魂の袋を内から切り破って叫んでいる一人の男の美しさに大変な感動を覚えました「よし子ちゃんは私たちより短くても、充実した一生です」「あれだけ充実している人生、省みて私たち夫婦も反省させられました」「結婚していない私は、世の中のいろんな夫婦を見て、失望したり、希望をもちなおしたりしながら、自分の本当の相手をさがしています。河崎さんとよし子様は私に大きな希望を与えてくれました。恋愛から結婚し、それが何十年続いてもPureで、ステキな愛情を育てていくことができるんだ。神様はあまりにも残酷でしたが、私はこんなにも愛されているよし子様がうらやましい。そんなに愛することができたよし子様に会えた河崎さんがうらやましい」こういう手紙をたくさんいただいて、ボクは確かに励まされていると思う。それを自分で感じながら、ボクはまだ本来の自分に戻れない自分を感じている。いらだったり、悲しがったり、奇妙にはしゃいだり、誰と話すのも嫌になったり、何もしたくないと思うことがたびたびある。ただ、それではいけないという気持ちだけは、いつも確実にあるようになった。この本は「奥さんを美化して書き過ぎている」という人がいることも耳に入ってくる。そう感じる人はそれでいいとボクは思う。ただボクは、よし兵衛を失ったあと、よし兵衛の可愛かったところだけしか思い出すことができない。愛する人を失った何人もの人が、この本を読んでから、ボクのところへ言ってきたり、書いたりしてきた。「生きている間は、あんな奴と思っていても、死なれてみると、さきに逝った人のいいことだけしか思い出すことができないんだよねえ。ヘンなものだねえ」。●●● 【主要目次】▲▲第1章 黒の開幕=外国にいる友人への手紙/仮通夜・お通夜/価値のない奴が/芸術座のできごと/大勢の方々に/泉ヶ丘の仲間たち/終末の刻/れい子姉さん/「石の花」の大山満さん/安倍チャン、榮チャン/ちょっと変わった人に ▲▲第2章 マリンブルーの戯れ=歩いた時代/いたずら/しゃべった/怒る/喧嘩の作法/老人を殴る/やかんをいただいた/ボクの切り札/父/母/太郎/退職 ▲▲第3章 薔薇色のバラード=借金/犬/猫/柳生流?/鳥 ▲▲第4章 緑は萌える=泣き虫/風が怖いよう/雨/ゲートボール/座ぶとん寄席/こらえ性/独りのスウェーデン/一周忌/芽ぶく
目次
黒の開幕
マリンブルーの戯れ
薔薇色のバラード
緑は萌える