雪華図説/雪華図説新考 - 正・続「復刻版」

雪華図説/雪華図説新考 - 正・続「復刻版」

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  • サイズ B6判/ページ数 16枚,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806756439
  • NDC分類 451.66
  • Cコード C0023

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なおこっか

5
どこぞの出版社で新書として再販してくれないものか。むちゃくちゃ面白いのでもっと評価されるべき。土井利位の『雪華図説』を単純に解説するだけでなく、気候条件や、六花表現に至る経緯まで多面的に語られて満足。土井利位が雪華観測をした年は雪の結晶が見えやすい厳冬で、そういう年だから飢饉にもなりやすくて、大塩平八郎の乱に対応すべき立場の人がまあ、観測とかしていられるという。殿様って…。雪を観測しようと思う動機や、六花であることが定着するには蘭学が大いに影響。そも日本は江戸以前は雪は牡丹雪と認識されていた可能性大。2022/02/21

mojikatzchen

0
土井利位の作成した雪華図説はどのように作られていったのか…時代背景や気候に至るまで様々に交錯した状況が面白かった。そして当時の海外における雪の写実的な記録と対比して利位の記した雪は、家紋の影響が見えてくるということが、「翻訳語成立事情」(岩波新書・柳父章著)に書かれている「自然」についての欧米と日本の認識の違いとも重なるところがあって興味深かった。2012/12/22

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