日本の鉄道ことはじめ

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806755951
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0065

出版社内容情報

日曜日のNHKテレビ「クイズ日本人の質問」で、鉄道関係の質問に対する解説もおこなっている鉄道博士の本。国鉄総裁室修史課で「日本国有鉄道百年史」の編纂・執筆にたずさわった著者が、正史には記録されていない埋もれている史実を、開業の話、建設うらばなし、客車・列車、従業員、駅業務の話、観光宣伝とイベント列車など、テーマごとにわけて全56話として語る。鉄道マニア必読の書。  ★★★毎日新聞評(1997年2月16日)=明治から大正にかけての鉄道にかかわる珍妙な話が50あまり集められている。鉄道の長旅で車窓の景色を眺めたり、弁当を食べたりの合間に一つひとつ読むと妙である。★★★コンコース評(1996年12月号)=はじめて聞く話、愉快な話、考えさせられる話など多々あって、興味はつきない。★★★鉄道ジャーナル評(1997年2月号)=本書は日本の鉄道史の上で語られてきた数多くのエピソードを取り上げ、おもしろく解説したものであるが、類書と大きく異なるところは、取り上げた話の根拠となる史料をすべて明らかにし、該当する部分の文章を引用していることである。★★★交通新聞評(1997年3月3日)=125年余の長い歴史の中から埋もれている興味深い話を掘り起こし、50余にピックアップしたエピソード集である。エピソードの分野は鉄道に関するあらゆる範囲に及ぶ。客車暖房の湯たんぽ、軽便枕など、その形状をはじめて図で見るものも多い。★★★歴史と旅評(1997年4月号)=鉄道マニアのみならず、日常なにげなく利用する乗客にも必読の好書である。★★★  ●●●「本文」より=汽車時刻表を定めるにあたって、当時の鉄道関係者がもっとも苦慮したのは、一般庶民の正確な時刻を知る方法が非常に少ないということであった。たとえば、懐中時計をもっているのはごく一部の上流階級であって、多くの庶民は時計という文明の利器をもっていなかった。さらに、もう一つの問題は、四ツ時、五ツ時といった時間感覚が西洋方式に変わり、街では「西洋時計便覧」といった時計の表示解説書がさかんに売れていた時代のこと。庶民が正確な時刻を知る方法は、1871年から東京で開始された正午を知らせる号砲くらいしかなかった。そこで鉄道寮では、1872年2月芝増上寺の大鐘を愛宕山頂に移して毎昼夜各1時から12時まで鐘を打ち鳴らして、正確な時刻を大衆に知らせる計画を立てた。しかし、このプランは、重量約15トンもある大鐘移転の困難を理由とする、増上寺側の嘆願によって実現しなかった。したがって当時は、列車に乗りおくれる乗客や発車間際に停車場へかけつける乗客も少なくなかった。1873年8月以降鉄道に勤務した水渡精七の回顧談によれば発車間際に、「陸蒸気の船頭待ってくれ!」と、大声で叫びながら停車場にかけつける乗客が当時はかなりあったという。●●●  【主要目次】▲▲第1章 鉄道開業のはなし=「口うちひらき見ほれいたり」---最初の蒸気車模型/開業前の蒸気車に乗った人---大蔵卿・大久保利通/日の丸がひるがえった---1872年の鉄道開業式/横浜~品川間が35分---京浜間創業時代の運転/世界にめずらしい切符型の墓標---エドモンド・モレルの墓/はじめてのダイヤグラム---正確な列車運行計画の秘密は?/機関車「しづか」号の活躍---幌内鉄道の開業/馬の小便を処理する社員---東京馬車鉄道の開業/人力から「ラッキョ機関車」へ---熱海人車鉄道/サーチライトの過剰サービス---はじめての二階付市営電車  ▲▲第2章 鉄道建設うらばなし=毛織のだんぶくろに小倉の脚絆---新橋~横浜間の測量/たくみな井戸掘り技術---お雇い外国人が高く評価/歴史のなかに消えた線---資材運搬のための蛇松線/龍神が怒って運転を妨害---仏生山トンネルものがたり/はじめての耐震設計---碓氷峠の建設工事/アプト式かトンネルか---中央線・笹子トンネル秘話/最初のボーリング調査---1919年の関門トンネルで/埋立地に停車場が誕生---平沼の移り変わり/爆発事故がつづいたが---清水トンネル掘削秘話  ▲▲第3章 客車・列車にまつわる話=トイレつき客車は下等から---窓からの放尿罰金10円/客車の窓は上昇式へ---窓ガラスに頭を打ちつけた/ランプから電灯へ---客車の照明設備/食堂車は一、二等客だけ---初営業でもメニューはいろいろ/「花電車」に男子学生が殺到---婦人専用車の誕生秘話/新橋~下関間特急は25時間---列車は中国からヨーロッパへ/軽便まくらの賃貸し---上野~新潟間の夜行急行列車に/脱線、転覆で木造列車がこなごな---鋼製客車の採用/一位が「富士」で二位が「燕」---列車の愛称名を公募/指はさみ事故がひんぱつ---省線電車に自動ドア/東京~大阪間を8時間で---超特急「燕」号の運転/シャワーバス・冷房つき特急---内田鉄道大臣の一声/リクライニング・シートの採用---連合軍の強い要求で  ▲▲第4章 鉄道従業員にまつわる話=お雇い外国人の娘・アンデルさん---鉄道界最初の国際結婚/海の蒸気船からオカ蒸気へ---蒸気機関の運転者を引きぬき/トンネルと鉄橋の見張り役---日給60銭(大正三年)以下で/鳥打帽ではじまった荷運夫---好評だった赤帽スタイル/はじめての列車ホステス---美人列車乗務員は品行方正/窓口に看板娘の登場---1903年の新橋停車場に出札掛で/海軍さんとまちがえられた---帯剣の服制と後藤総裁/見て、さわって、動かして……---動く鉄道博物館の夢  ▲▲第5章 駅業務のはなし=赤切符は下等、上等は白---乗車券いろいろ物語/「会社収利ニアラザレバ」---入場券の発売開始と専用券売機/上野は灯の海、人の波---停車場ではじめての電灯照明/新聞、弁当にお茶---停車場構内の営業さまざま/女子番人つきで1回2銭---停車場有料トイレの開設/駅長から紅白の祝い餅---東京停車場開業こぼれ話/効果バツグンの拡声器---1923年、品川停車場に登場/使用車両は「ハ」「ハフ」の152両---岡谷停車場から女工の帰郷  ▲▲第6章 観光宣伝とイベント列車=観光地向けに遊覧回遊列車---観梅、松茸狩、初詣、海水浴etc./停車場に名所案内標---1893年、関西鉄道で採用/列車ボーイとお座敷客車---山陽鉄道が1898年にはじめて/わが国初のスケート列車---諏訪湖一周の大競技会も/海水浴で旅客を誘致---東海道線・弁天島停車場のはじまり/スキー・スケートの宣伝を---ウィンタースポーツと鉄道/ボツになった水着宣伝ポスター---海へ山への旅客宣伝/銀河鉄道999号---ミステリー列車の誕生

内容説明

日本の鉄道にかかわる珍しい話をイラスト入りで満載…正史に記録されていない、多くの埋もれている史実を、開業のはなし、建設うらばなし、客車・列車、従業員、駅業務のはなし、観光宣伝とイベント列車などにわけてやさしく解説。巻末に略年表を付した。

目次

1 鉄道開業のはなし
2 鉄道建設うらばなし
3 客車・列車にまつわる話
4 鉄道従業員にまつわる話
5 駅業務のはなし
6 観光宣伝とイベント列車

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかしくん。

2
まあ、予想通りの内容かな?2014/01/19

rbyawa

1
c017、もともと30年もの間雑誌で連載されていたという「鉄道で初めて行われた」出来事の中から鉄道史にとって重要だと思えることをまとめた本という体裁なのだそうですが…、正直雑誌で読みたかったなこれ。あと多分、重要ではない内容のほうが時代の息吹が感じられて面白かった気がするというか、はっきり言って知ってる内容がほとんどじゃんこれ!(要するに有名どころ) 内容そのものが詰まらないわけでもなかったんですが、どうも展開が似たり寄ったりで前後のつながりが乏しいので、一つずつ読むなら面白かったかとも思うんですけどね。2012/02/25

にくじる

0
こうの史代さんのかわいらしいイラストも相まって、とても読んでいて楽しかった。 2020/04/12

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