武士道―日本の魂

武士道―日本の魂

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784806755654
  • NDC分類 156
  • Cコード C0016

出版社内容情報

聖書で読み解く日本文化。
100年前の19世紀のアメリカで刊行されて大反響を呼んだ日本文化論。
誰にでもわかる現代語訳と、クリスチャン新渡戸稲造と同じ視点の牧師の眼で読み解いた詳細な解説で、不朽の名著をよみがえらせる。

【書評再録】
●週刊金曜日評(1999年3月26日号)=日本人の精神土壌に根ざした文化を保持してこそ、世界に愛され尊敬される日本がありうると、明治の先覚者は、現代の日本人に語りかけている。タイトルは『武士道』だが、これは決して偏狭なナショナリズムを称揚するものではない。経済至上主義によって失われたものが何かを示し、いかにそれらを取り戻すべきかを教えてくれている。

【読者の声】
■男性(58歳)=訳・解説ともにすばらしく、感謝申し上げます。日本人が自らのアイデンティティを取り戻すために、本書に勝るものはないのではないでしょうか。

【内容紹介】「訳者まえがき」より抜粋
 セオドア・ルーズベルト大統領がこの「武士道」を一読して深く感動し、これを買い求めて知友の誰彼に贈呈していたという話は広く知られている。
 「武士道」は1899年フィラデルフィアで刊行され、次いで日本でも8版を重ね、アメリカ版、イギリス版も同時に10版を重ねた。やがて英語世界での好評を受けて、マラーティ語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ノルウェー語、フランス語、スペイン語などによる翻訳が次々に現れ、広く世界各国で迎えられたという。
 新渡戸稲造は、彼が若き日に幻として心に抱いた「太平洋の掛け橋」に見事なり得たと、私は思う。しかも、その掛け橋は、当初彼が幻とした掛け橋を、はるかに上回る規模になって実現したと言ってよい。だが、われわれ日本人キリスト者としては、むしろ新渡戸の「キリスト受容のあり方」という面で彼の生涯に注目することが大切だと思う。
 もし、「何を今さら武士道なのか?」といった疑念を差し挟む読者がおられるのであれば、ここで次のような武田清子氏の言葉を味わってほしい。
「新渡戸の関心は武士道にあったのではなくて、日本民族の文化、思想その考え方や生き方の中にあるものを大切に掘り起こし、そこにある生命をさらに前向きに新しい価値実現への歴史形成力たらしめることだったと言っていいのではないかと思う……彼は日本の精神的土壌から、すなわち、人々のふところから価値的萌芽を掘り起こし……それを新しい価値にと質的革新をもち来らせようとした……彼は平凡なる民衆をしてほんとうに人間らしい人間として互いに尊びあえる平和の民として自覚的たらしめる「平民道」の形成・確立に努めた。それは精神的デモクラシーともいうべき「平民道」のイメージであった。」

【主要目次】
道徳体系としての武士道/武士道の淵源/正直もしくは義について/勇気--断行し忍耐する精神/仁愛--悲痛を知る心/礼儀/誠実または真実/名誉/忠実の義務/武士の教育と訓練/克己(セルフ・コントロール)/自殺と仇を返す制度/刀・武士の魂/婦人の教育と地位/武士道の感化/武士道は生き続けているか/武士道の将来

内容説明

百年前の十九世紀末、アメリカで刊行されて大反響をよんだ日本文化論。だれにでもわかる現代語訳と詳細な解説で、世紀末によみがえった。あまたの「日本人論」に止めを刺す待望の新訳刊行。

目次

第1章 道徳体系としての武士道
第2章 武士道の淵源
第3章 正直もしくは義について
第4章 勇気―断行し忍耐する精神
第5章 仁愛―悲痛を知る心
第6章 礼儀
第7章 誠実または真実
第8章 名誉
第9章 忠実の義務
第10章 武士の教育と訓練
第11章 克己(セルフ・コントロール)
第12章 自殺と仇を返す制度
第13章 刀・武士の魂
第14章 婦人の教育と地位
第15章 武士道の感化
第16章 武士道は生き続けているか
第17章 武士道の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カッシーニ

1
1899年に書かれたとは思えない深い内容。礼儀礼節、恥を知る心〜困難に直面している今日本人が再認識すべきことではないか。日本人の地震への対応に世界が感嘆しているが、日本人に武士道や礼節が根底に流れているからだ。一方でそれを忘れ利己的な買い溜めや寄付詐欺を働く人がいる。道徳教育に日本は力を今後入れていくべきではないか。/気になったワード/勇気とは正義を行うことである/2011/03/23

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