進化とはなにか (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 169p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806745679
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0040

出版社内容情報

子どもというこれから育つものを知るために「ヒトはなぜ人間になったのか」という進化の道すじをたどる。しつけを大切と考える多くの大人たちから批判されてきた、子どもの探求反射を大切にする保育の重要性を、進化論の立場から解説する。

【書評再録】
●北海道新聞評=「進化」と「発達」の違いや、進化のスピード、退化器官の話、人間の進歩の問題などを、具体的な自然環境、人間社会と歴史などの条件をふまえながら、平易に解説している。
●女性のひろば評=具体的事例をあげながら、子育てに役立つ「進化論」を展開しています。

【読者の声】
■女性(21歳)=どの本もわかりやすく、科学的に書いてあるので納得しながら読んでいます。大学でもこのように教えてくれるといいのにと思ってしまいます。
■女性=保健婦として乳幼児の発達を支援するための身体のメカニズムの理解に役立ちます。さくら・さくらんぼの保育内容も知りたくなってきます。

【内容紹介】本書「はしがき」より
 本の標題は、「進化とはなにか」となっていますが、内容はむしろ、ごくささやかな「私の進化論」といったものである、と了解していただければ幸いです。
 進化論は生物学的にも、哲学的にも、大きく脱皮しなくてはならない時期に来ているように思われます。そしてその方向は、生物をこまかく分析する分子生物学や生物物理学一本槍の方向でも、ヘーゲル的弁証法(発展観)ないし必然論の方向でもない、と思われます。
 もちろん、この本には読者対象を考えて、ささやかな「私の進化論」をできるだけやさしく、かつ簡略化して述べられています。しかし、その行間から、私の進化にたいする考え方を読みとっていただければ幸いにぞんじます。

【主要目次】
▲▲第1章・ヒトへの道のり
   膨大な傍系/進化の不連続点/進化のスピード/生きている化石/新形質の発生
▲▲第2章・人体にのこされた動物のあと
   退化器官/犬歯/赤ちゃんの懸垂/犬人/副乳/耳の筋肉/盲腸/胎児とエラ穴
▲▲第3章・進化と時間
   盛者必衰/化石のでき方/生物進化の次元
▲▲第4章・進化の原因
   進化の内因/進化の外因/まとめ
▲▲第5章・進化と進化論
   これからヒトは進化するか/進化「論」/「発達」と「進化」/進化論と社会的背景/適応は特殊化/発展と展開のちがい/精神文化の反復説
▲▲第6章・質問にこたえて
   進化は万単位の次元/特殊化がすくないヒト/進化のはやさ/人間の進歩/進化と環境
▲▲付言--子育てが「進化」の事実から学ぶこと

内容説明

本書では、読者対象を考えてささやかな「著者の進化論」をできるだけやさしく、かつ簡略化して述べています。

目次

ヒトへの道のり(膨大な傍系;進化の不連続点 ほか)
人体にのこされた動物のあと(退化器官;犬歯 ほか)
進化と時間(盛者必衰;化石のでき方 ほか)
進化の原因(進化の内因;進化の外因 ほか)
進化と進化論(これからヒトは進化するか;進化「論」 ほか)
質問にこたえて(進化は万単位の次元;特殊化がすくないヒト ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なめこ

3
概論的なものを期待して読んだが、幼稚園教諭向けの講演を書き起こしたものということで、だいぶ平易。ちょっと物足りない。そして古い。初版が70年代で、80年代の改訂に際しても新しい知見に書き換えることは敢えてしなかったというから、徹底して「講演会の空気」を読者に味あわせたかったらしい。随所に入る(笑)が寒々しい。印象的だったいくつかの説は、はたしていまでも正しいと言えるのだろうか、別の本で確かめたい。2015/08/13

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