内容説明
淡水生物の生態や観察の方法、調査のしかた、研究の手順がやさしく解説されてある本書は、これから淡水生物を学ぼうとする人や、これを対象として自然指導に当たられる方がたのための格好の書。
目次
概説(淡水生物の研究史;生態観察の基本姿勢)
水域の環境調査(プランの作成;環境要因の測定)
水草(水草の採集と保存法;水草の分類;水草と環境;時間・空間を加えた研究;水生植物の保護)
プランクトン(採集の方法;淡水プランクトンの観察と同定;環境要因とプランクトンの関係;時間・空間を加えた研究;プランクトンの培養・飼育法)
ベントス―底生生物(ベントスの採集と保存法;ベントスの同定と種類構成;ベントスと環境;量的研究;時間・空間を加えた研究)
魚類(魚類調査の計画と注意;分類と種類構成;量的研究;時間・空間を加えた研究;生産力への発展)
水界の生態系(生態系を調べるために;調査の手順―1;生態系を調べる手順―2;生態系の原理と応用)