消えゆく巨樹の民俗誌―日本人はなぜ巨樹を残してきたのか

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消えゆく巨樹の民俗誌―日本人はなぜ巨樹を残してきたのか

  • 谷口 渡志夫【著】
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  • 築地書館(2026/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806717119
  • NDC分類 653.2
  • Cコード C0020

出版社内容情報

日本人と巨樹の関係をめぐる、今までにない自然誌と民俗誌のハイブリッド本!

日本全国、各地に残された規格外の巨樹たち。

日本人はなぜ巨樹を残してきたのか?
それらの樹々は、いったいいつからそこにあり、
どのような人々に囲まれて生きてきたのだろうか?

巨樹が残されてきた理由、それぞれの巨樹がもつ「物語」を、
その地域特有の歴史・民俗・信仰的背景から考察。
現地をたずね、文献を渉猟し、巨樹と日本列島、日本人の関係を鮮やかに浮き彫りにする。


【目次】

はじめに 巨樹はなぜ残されてきたのか

第Ⅰ部 残された理由を探る
1 熊野の森の生き残り 善司ノ森のシイ
善司ノ森のシイを探して
シイと日本文化
今に残る熊野の巨樹たち
コラム 忘れられた大シイと竹の猛威
2 台風銀座の暴れスギ 四国東南部の巨杉(きょさん)たち
室戸岬北方の暴れスギたち
なぜ異形のスギだけが残ったのか
スギは何処(いずこ)から……
3 木曽路・木地師とトチノキ
木曽のトチノキ巨樹たち
木地師の里とトチノキ
コラム 山の神の死

第Ⅱ部 信仰・文化と巨樹
4 消えゆく樫かしの王者 イチイガシの巨樹たち
消えゆくイチイガシ
九州・四国に残るイチイガシの巨樹
雄姿はふたたび
5 伊予山中の三本の巨樹 孤高なる里山の主
尾根道の守り神・アカガシ
鉱夫たちの墓標・カゴノキ
原生林の伐り残し・ツガ
コラム 秘境の大エノキを訪ねて
6 アカガシの巨樹と山伏の足跡 その消えゆく繋がりを追って
アカガシ王国・四国
四国以外の巨樹たち
修験道とアカガシの失われた環(わ)
修験者と赤い鉱物、そしてアカガシ

第Ⅲ部 歴史との邂逅
7 北の王者 ミズナラの巨樹たち
北海道のミズナラ乱伐史
生き残った北海道のミズナラ
東北のミズナラの巨樹たち
中部・北陸のミズナラ巨樹たち
8 「野間の大ケヤキ」と「薫蓋樟」 その由来と歴史を巡って
野間の大ケヤキの思い出
紀貫之と大ケヤキ
農村のシンボル・薫蓋樟の変遷
河内湖と難波のクスノキ
コラム 巨樹周辺の公園化に想う
9 みちのく最果てのイチョウ巨樹群の謎 その伝来と日本海交易を巡って
イチョウ日本伝来の謎
イチョウの自生はあったか
イチョウの伝播者は誰か
なぜ北東北に広まったのか
用途は何か、さらに残る謎
10 瀬戸内のビャクシン巨樹たち
イブキの語源と万葉のムロノキ再考
四国・瀬戸内のビャクシンと大師信仰、瀬戸内海交易
イブキの語源再考
万葉のムロノキを巡って

第Ⅳ部 現代社会と巨樹の黄昏(たそがれ)
11 伐られる巨樹
住民の利害と文化財保護を巡って

あとがき
巨樹データ一覧
参考文献リスト
索引

内容説明

日本全国、各地に残された規格外の巨樹たち。それらの木々は、いったいいつからそこにあり、どのような人々に囲まれて生きてきたのだろうか?巨樹が残されてきた理由、それぞれの巨樹がもつ「物語」を、その地域特有の歴史・民俗・信仰的背景から考察。現地を訪ね、文献を渉猟し、巨樹と日本人の関係を鮮やかに浮き彫りにする。

目次

第1部 残された理由を探る(熊野の森の生き残り 善司ノ森のシイ;台風銀座の暴れスギ 四国東南部の巨杉たち;木曽路・木地師とトチノキ)
第2部 信仰・文化と巨樹(消えゆく樫の王者 イチイガシの巨樹たち;伊予山中の三本の巨樹 孤高なる里山の主;アカガシの巨樹と山伏の足跡 その消えゆく繋がりを追って)
第3部 歴史との邂逅(北の王者 ミズナラの巨樹たち;「野間の大ケヤキ」と「薫蓋樟」 その由来と歴史を巡って;みちのく最果てのイチョウ巨樹群の謎 その伝来と日本海交易を巡って;瀬戸内のビャクシン巨樹たち イブキの語源と万葉のムロノキ再考)
第4部 現代社会と巨樹の黄昏(伐られる巨樹 住民の利害と文化財保護を巡って)

著者等紹介

谷口渡志夫[タニグチトシオ]
1968年生。同志社大学卒。地方自治体職員として勤務するかたわら、数十年にわたって全国各地の巨樹を訪ね歩き、その自然的・文化的背景を独自の視点で追究。全国巨樹・巨木林の会会員。会誌『巨樹・巨木林』に連載的に寄稿し、これまで10編以上が掲載されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐治駿河

39
図書館本。巨樹や巨木に魅入られた方が出版された書籍ですね。興味とか全くありませんでしたが、こんな世界もおるのだと驚愕しました。全国の巨樹の紹介だけではなく、それらに関係する信仰や文化の紹介もあり、寧ろ私はそちらの部分の方が気になりましたね。今後私の人生で山に踏み入って巨樹をに見行くことはないでしょう。神社等の一般的に人が立ち入られる場所にある巨樹であれば目にすることもあり、この本を思い出すかもしれません。2026/07/12

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