出版社内容情報
地域の中で安心して暮らすための処方箋!
暮らしの現場から地域を支え直す「在宅看護師」の本。
急速な高齢化と人口減少が進む日本において、医療制度の危機を救う鍵は「在宅看護」にあります。
本書は、病気の治療にとどまらず、地域住民の生活全体を支え、孤立死の防止や医療費抑制にも貢献する在宅看護の社会的・経済的価値を論じます。
川崎や沖縄、離島など、第一線で課題に向き合う看護師たちの実践事例や、「カンタキ(看護小規模多機能居宅介護)」の役割も詳述。
看護師が人と人をつなぎ、地域の安心を取り戻していく姿が、全国各地の実例を通して浮かび上がります。
医師、介護職と連携しながら、看護師の自律がもたらす地域医療の未来像をくっきりと描き出し、誰もが最期まで安心して暮らせる社会の実現に向けた、具体的な提言を行う1冊です。
【目次】
序章 なぜ今、在宅看護が必要なのか
在宅医療における看護師を中心とした他職種連携図
第1章 高齢化と人口減少がもたらす医療・看護の危機
「医療先進国」日本に迫る、見えない医療格差
「病院をあてにする」を脱し、「自ら健康をまもる」社会へ
医師の仕事・看護師の仕事
病院から暮らしの現場へ移った際の「看護のあり方」
第2章 在宅看護とは何か
在宅看護のための理念と実情
プライマリー・ヘルスケア
世界が注目する「地域で支える看護」
「治す」医療から「支える」医療、そして「新たな地域社会をつくる」看護へ
在宅看護を社会に組み込むには
第3章 在宅看護の経済的・社会的効果
超高齢社会を支える「在宅看護」という希望
地域で支え合う力を取り戻すための在宅看護
第4章 現場からの声 ―― 在宅看護が変えた地域の姿
1. 在宅看護師が看(み)・護(まも)る妊産婦
――「高齢化は変えられないけど、少子化は変えられる!」
実例① 北海道札幌市 訪問看護・リハビリテーションセンター ななかまど中央 小六真千子さん
実例② 福井県鯖江市 さばえ在宅看護センター 西澤佳子さん
実例③ 大阪府堺市 さんば訪問看護ステーション 塩浦ゆかりさん
リプロダクティブ・ヘルスのための在宅看護事業所
2. 自然環境は恵まれているが、過疎化が激しい地域の在宅看護
実例④ 福岡県田川郡香春町 訪問看護一会 / ホームホスピス「わこの家」 原 享子さん
在宅看護の力で「ひとりぼっちにしない」地域へ
3. 中規模都市周辺の農・林・魚の町、隣の都市との微妙な距離感
実例⑤ 茨城県東茨城郡茨城町 在宅看護センター 和音 黒澤薫子さん
実例⑥ 北海道河東郡音更町 ちせ訪問看護ステーション 片岡順子さん
実例⑦ 福岡県朝倉郡筑前町 在宅看護センター 日向ぼっこ 小幡順子さん
都市近郊住宅地に広がる「見えていない在宅看護」の現状
4. 伝統はあるが、衰退しつつある街の人々をまもる
実例⑧ 群馬県桐生市 織 訪問看護ステーション 天沼美智子さん
実例⑨ 島根県雲南市 訪問看護ステーション コミケア 中澤ちひろさん
実例⑩ 鹿児島県出水市 訪問看護センター Nicolor(ニコラ) 吉本理加さん
通院困難と「施設頼み」が生む地域の不安
5. 孤立、無関心がはびこる地域に、看護師がつなぐ人々の輪
実例⑪ 神奈川県川崎市 地域まるごとケアステーション川崎 磯野祐子さん
実例⑫ 沖縄県南城市 ケアサイクルの駅 訪問看護レインボー 金城里奈さん
子ども・若者の課題に届く在宅看護の力
6. 島、さらに離島の在宅看護
実例⑬ 長崎県五島市 在宅看護センター だんわ 貞方初美さん
実例⑭ 沖縄県今帰仁村 在宅看護セ
内容説明
急速な高齢化と人口減少が進む日本において、医療制度の危機を救う鍵は「在宅看護」にあります。本書は、病気の治療にとどまらず、地域住民の生活全体を支え、孤立死の防止や医療費抑制にも貢献する在宅看護の社会的・経済的価値を論じます。川崎や沖縄、離島など、第一線で課題に向き合う看護師たちの実践事例や、「カンタキ(看護小規模多機能型居宅介護)」の役割も詳述。看護師が人と人をつなぎ、地域の安心を取り戻していく姿が、全国各地の実例を通して浮かび上がります。医師、介護職と連携しながら、看護師の自律・自立がもたらす地域医療の未来像をくっきりと描き出し、誰もが最期まで安心して暮らせる社会の実現に向けた、具体的な提言を行う一冊です。
目次
序章 なぜ今、在宅看護が必要なのか
第1章 高齢化と人口減少がもたらす医療・看護の危機
第2章 在宅看護とは何か
第3章 在宅看護の経済的・社会的効果
第4章 現場からの声―在宅看護が変えた地域の姿
第5章 「看護師が社会を変える」―これからの日本に必要な政策と人材
終章 「生きる場所で最期まで」―新しい共生社会へ
著者等紹介
喜多悦子[キタエツコ]
兵庫県出身。1965年、奈良県立医科大学を卒業。1969年同大学院中退。国立大阪病院厚生技官(1970)、奈良県立医科大学文部教官(1973)、アメリカ国立環境衛生科学研究所(NIEHS)/国立衛生研究所(NIH)客員研究員(1977)、中国中日友好病院JICA専門家(1986)、現国立健康危機管理研究機構国際協力局技官(1988)、同年ユニセフアフガンプログラム事務所(パキスタンペシャワール)上級専門官(1988)および世界保健機関(WHO)緊急人道援助部緊急支援課長(1988)を経て、2001年日本赤十字九州国際看護大学教授、2005~2013年同大学学長。2013年4月より公益財団法人笹川保健財団理事長、2018年同会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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