マスが語る、川の記憶―水辺の生き物と森と人類のつながり

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マスが語る、川の記憶―水辺の生き物と森と人類のつながり

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  • サイズ 46判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806716983
  • NDC分類 481.75
  • Cコード C0045

出版社内容情報

パリのセーヌ川からアマゾン源流の森まで。
水辺の生き物が教えてくれる生命の不思議と、自然環境と人類のつながり。

マスの一生を物語風に表現しながら、水辺に棲まう生き物たち(トンボ、イモリ、ナマズ、ウナギ、カエルなど)の興味深い生態を独特な感性とユーモアで語る自然科学ノンフィクション。

また、オウムの羽の色を変える「タピラージュ伝説」に迫るため、アマゾン流域の先住民の暮らしに潜入取材。

その謎に迫るとともに、自然と共存する先住民の暮らしから感じた自然への畏敬の念


【目次】

内容説明

川の流れに足を浸せば、森、草原、海とつながった知られざる生命の舞台が広がっている。マスの一生を軸に、トンボやカエル、ナマズやウナギ―水辺に住む生き物たちが、驚きとユーモアに満ちた物語を語りかける。さらに著者はアマゾン奥地へと分け入り、オウムの羽の色を変える「タピラージュ伝説」の真相に迫る。博物学者・物理学者であり作家でもあるビル・フランソワが描き出すのは、水と命の壮大な叙事詩。人間社会が断ち切ってきた、川、海、森とのつながりを再び結び直す1冊。

目次

プロローグ 源流へ
魚として
変態
陰謀と共謀
水を分かちあう
流れに逆らって
水を読む
楽園の儚さ
世界でもっとも長い儀式
彩羽鳥のことば
ナマズ大臣
からっぽの貝殻の追想
キャビアあるいはチョウザメ
終奏のマス

著者等紹介

フランソワ,ビル[フランソワ,ビル] [Fran〓ois,Bill]
作家、生物物理学者。EPSCI Paris(パリ市立工業物理化学高等専門大学)で魚類流体力学の博士号を取得。海の生き物の生態や歴史を描いたエッセイ『´Eloquence de la sardine:Incroyables histoires du monde sousmarin』(Fayard)は、17カ国語に翻訳され、2冊目の著書『Le plus grand menu du monde:Histoires naturelles dans nos assiettes』(Fayard)は、フランス政府高等教育・研究・イノベーション省が年に1回優れた一般向け科学書に与える「科学の醍醐味」賞の最終候補3冊に選ばれるなど、高く評価された。自然科学的な知識と歴史上のエピソードを組み合わせ、私たち人間を取り囲む自然の魅力へ目を向けさせる著述活動をおこなっている

門脇仁[カドワキヒトシ]
フランスの森と林業、生態学史、環境文化論を専門とする著述家、翻訳家、大学教員。1996年、パリ大学人間生態学上級研究課程修了。日本で初めてフランスの森林と林業を紹介した著作で知られる一方、大学や専門学校で環境学や外国語を担当。また海外調査や講演活動もおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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