出版社内容情報
植物園管理人と一緒に、植物の不思議な暮らしぶりを覗きませんか。
自然の中に広がる、驚きと発見の連続。
樹木と共に生きる現場から見えてきた、植物の不思議・たくましさを、
植物園の栽培員が現場目線で語り尽くします。
植物は、光と水だけでなぜ育つのか?
樹木はどうして空を目指すのか?
本書は、国立科学博物館・筑波実験植物園の栽培員として
30年以上にわたり樹木の剪定や園地の管理に携わってきた著者が、
日々の仕事を通して見えてきた植物たちの驚くべき姿を、
「現場目線」で綴ったエッセイ&サイエンス読本です。
植物の生態や進化、水や光との関係、土の中の循環、
さらには人と植物の歴史や、剪定・栽培技術の裏側まで、
幅広く深く、しかし軽やかな語り口で紹介。
科学的な知見と、自然への畏敬の念が融合した一冊です。
「植物が動き出すとしたら?」
「根はどんな世界を知っているのか?」
「自然に逆らわずに剪定するには?」
そんな問いと向き合いながら、本書は読者を植物の奥深い世界へと誘います。
読むほどに、木々に話しかけたくなる。身近にある植物を見る目が、きっと変わります。
【目次】
内容説明
筑波実験植物園で植物管理人を務める著者が、植物の不思議で面白い世界へとご案内。植物の上陸から約5億年、植物が進化してきた歴史に思いを馳せながら、より元気に、より長く植物たちが生きるための管理方法のほか、樹登りのコツや植物園管理人の日常についても語る。育てている植物はもちろん、公園の樹木や道端の雑草など身近にある植物がもっと好きになるエッセイ集。
目次
1 樹木という生き物
2 水と光合成と糖
3 土の中の世界
4 植物を守る
5 植物園管理人の日常
6 樹木の管理術
7 人と植物の関わり
著者等紹介
二階堂太郎[ニカイドウタロウ]
1970年、新潟市生まれ。山形大学農学部林学科修士課程修了。新潟県津川林業事務所に任期付職員で約一年、新潟市の「らう造景(旧:後藤造園)」に六年勤務。2005年より国立科学博物館筑波実験植物園に勤務。技能補佐員。屋外班・圃場班リーダー。樹木医、森林インストラクター。一級造園施工管理技士、一級土木施工管理技士、学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。