出版社内容情報
広葉樹の森づくりから温暖化・クマ出没・豊かな山里のあり方を考える
「日本の森=針葉樹林」というイメージは戦後に生まれた。
日本本来の森は、広葉樹と針葉樹が混じり合う巨木から若木までの異齢多種共存の森だ。
間伐と天然更新で針広混交林を復活させ、
森本来の力を生かしてその恵みをていねいに引き出す広葉樹林業。
樹齢に合わせ、数百年というスケールで育てられた木は、
数世代先の人びとの生活を支える木材になる。
気候変動への対策が急がれる現代において、
本当の意味で山里を豊かにする「持続可能で効率的」な林業のあり方を提案する一冊。