出版社内容情報
地球の生命は、L-アミノ酸のみによって構成されている
「ホモキラリティー」という現象に助けられて誕生し進化してきた。
地球上で繁栄する生命は、どのようにして生まれ、繁栄してきたのか。
その仕組みの一つであるホモキラリティーや、
生命活動に重要な役割を果たすアミノ酸やタンパク質の構造と働き、
医薬品の三次元構造と作用機序の関係、
動くために必須である動物の対称構造などを、化学の視点から解き明かす。
内容説明
三次元空間である地球の生命は、どのようにして生まれ、繁栄してきたのか。その仕組みの一つで、二つの鏡像異性体の一方のみを用いる「ホモキラリティー」や、生命活動に重要な役割を果たすアミノ酸やタンパク質の構造と働き、医薬品の三次元構造と作用機序の関係、動くために必須である動物の対称構造などを、化学の視点から解き明かす。
目次
第1章 生命誕生と進化
第2章 ホモキラリティー
第3章 有機立体化学の歴史
第4章 有機立体化学の理論
第5章 生物におけるホモキラリティーの働き
第6章 鏡像異性がヒトの体に与える影響
第7章 目的の立体配置を持つ医薬品の供給
第8章 生物の対称性
著者等紹介
黒〓正典[クロヤナギマサノリ]
専門は生薬学、天然物有機化学、有機立体化学。1968年、静岡県立静岡薬科大学(現:静岡県立大学薬学部)修士課程修了。1968年、国立衛生試験所(現:国立医薬品食品衛生研究所)研究員。1978年、薬学博士学位取得(東京大学)。同年、静岡県立大学薬学部教員。1982年、米国コロンビア大学留学。1998年、広島県立大学生命資源学部(現:県立広島大学生命環境学部)教授。2009年、同大学名誉教授。2012~2024年静岡県立大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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