ザトウムシ―ところ変われば姿が変わる森の隠遁者

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ザトウムシ―ところ変われば姿が変わる森の隠遁者

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806716679
  • NDC分類 485.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

森で見かける、クモのようでクモでない脚長の生き物、ザトウムシ。

乾燥に弱く移動力が低いため、山や川を越えるだけで、
同じ種でも体の色や形,染色体の数などに違いが生まれる。
単為生殖をしたり,雄が子を守ったりする種類も。

そんな不思議な生き物、ザトウムシの研究に50年を捧げた
世界的なザトウムシの権威による、ザトウムシの本。

内容説明

森で見かける、クモのようでクモでない脚長の生き物、ザトウムシ。乾燥に弱く移動力が低いため、山や川を越えるだけで、同じ種でも体の色や形、染色体の数などに違いが生まれる。単為生殖をしたり、雄が子を守ったりする種類も。そんな不思議な生き物ザトウムシに、研究歴50年の著者が迫る。

目次

第1章 ザトウムシとは
第2章 1年をどのように過ごすか
第3章 地理的変異と分布
第4章 日本のザトウムシ研究の開拓者
第5章 ザトウムシ雑学
第6章 採集の方法と標本のつくり方
第7章 日本産ザトウムシ30種のプロフィール

著者等紹介

鶴崎展巨[ツルサキノブオ]
1956年、愛媛県松山市に生まれる。広島大学理学部生物学科動物学専攻卒業(1978年)後、1984年に北海道大学大学院理学研究科博士課程(動物学専攻)修了。理学博士。1987年より2021年3月まで、鳥取大学教育学部助手、助教授、地域学部教授などを経て、農学部教授。この間、鳥取大学附属中学校校長(2015‐2019年)を併任。現在は、鳥取大学名誉教授。専門分野は動物分類学・動物生態学・集団細胞遺伝学で、おもにザトウムシ類の分類・地理的変異・染色体などを研究するかたわら、山陰地方の動物相調査や鳥取砂丘の昆虫の保全などにも従事した。日本蜘蛛学会会長(2006-2012年)、鳥取県生物学会会長(2003-2020年)、日本分類学会連合代表(2012-2013年)。日本土壌動物学会学会賞(2015年)、日本動物分類学会学会賞(2020年)、染色体字会学会賞(2023年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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FOTD

14
日本産ザトウムシの分類がまだ道半ばで、複雑な地理的変異の全てが論文になってからでないと、図鑑は発行されない。という状況の中でザトウムシ研究の第一人者が、一般向けの入門書という位置付けで書いてくださったのが、この本である。生態に興味があって手に取った本だが、読んでいくうちに染色体に興味を持った。この種は湿度のある森の中で普通に見つかるので、意識して探してみたいと思った。過去に何回か目撃したことがあるので、きっと簡単に見つかるだろうと思う。同定はできないが、次の活動シーズンが楽しみだ。2025/01/12

🍭

5
485、図書館本、2024年発行。実際にみたことは一度あるかないかのザトウムシ。クモに似ているけれど、食性も生態もかなり違う。内容としてはザトウムシのHow to本ではなく、研究者視点でのザトウムシ研究を一般向けに公表するものに近い。口絵をみているだけでもこの虫の同定が極めて難しいのは想像がつく。倍数体関連の話のところが面白いと思った。種の分かれ目って実地調査で判明するんだね……2024/09/17

ももいろ☆モンゴリラン

3
知らなかった。こんな虫が日本にいて、種類がいっぱいいて(それでも少ないと著者は言う)、多様な染色体を有していて、今まで読んできた生物学のご本の内容が詰め込まれてて(なんとなく)わかることが…! ザトウムシに限らず、生き物好きな子どもたちを野山に誘い出すようなフィールドワーク案内付き、戦前戦後の斯界開拓者たちの歴史も学べて興味深い。2025/03/22

完敗

1
ある晴れた日に自宅の畳に現れた鮮やかな黄緑色の生物。蜘蛛の子にしては脚が長過ぎで一体何者かと思っていたのだが、本書の表紙を見て「こいつの仲間か」と合点がいった。マイナーな生物を扱っているので多くの読者は得られないだろうが、そんなことはどうでもいい。何より著者の学者としての矜持・プロ意識が伝わってくる。そりゃ、ご子息が「東大王」になるわけだ。2025/05/05

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