出版社内容情報
森で見かける、クモのようでクモでない脚長の生き物、ザトウムシ。
乾燥に弱く移動力が低いため、山や川を越えるだけで、
同じ種でも体の色や形,染色体の数などに違いが生まれる。
単為生殖をしたり,雄が子を守ったりする種類も。
そんな不思議な生き物、ザトウムシの研究に50年を捧げた
世界的なザトウムシの権威による、ザトウムシの本。
内容説明
森で見かける、クモのようでクモでない脚長の生き物、ザトウムシ。乾燥に弱く移動力が低いため、山や川を越えるだけで、同じ種でも体の色や形、染色体の数などに違いが生まれる。単為生殖をしたり、雄が子を守ったりする種類も。そんな不思議な生き物ザトウムシに、研究歴50年の著者が迫る。
目次
第1章 ザトウムシとは
第2章 1年をどのように過ごすか
第3章 地理的変異と分布
第4章 日本のザトウムシ研究の開拓者
第5章 ザトウムシ雑学
第6章 採集の方法と標本のつくり方
第7章 日本産ザトウムシ30種のプロフィール
著者等紹介
鶴崎展巨[ツルサキノブオ]
1956年、愛媛県松山市に生まれる。広島大学理学部生物学科動物学専攻卒業(1978年)後、1984年に北海道大学大学院理学研究科博士課程(動物学専攻)修了。理学博士。1987年より2021年3月まで、鳥取大学教育学部助手、助教授、地域学部教授などを経て、農学部教授。この間、鳥取大学附属中学校校長(2015‐2019年)を併任。現在は、鳥取大学名誉教授。専門分野は動物分類学・動物生態学・集団細胞遺伝学で、おもにザトウムシ類の分類・地理的変異・染色体などを研究するかたわら、山陰地方の動物相調査や鳥取砂丘の昆虫の保全などにも従事した。日本蜘蛛学会会長(2006-2012年)、鳥取県生物学会会長(2003-2020年)、日本分類学会連合代表(2012-2013年)。日本土壌動物学会学会賞(2015年)、日本動物分類学会学会賞(2020年)、染色体字会学会賞(2023年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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FOTD
🍭
ももいろ☆モンゴリラン
完敗