都市に侵入する獣たち―クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系

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都市に侵入する獣たち―クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806716624
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

【日本でも街中に出没するクマが話題になっている今、非常にタイムリーな1冊】

『スミソニアン・マガジン』の2022年お気に入り本に選出!
都市はいかにして野生動物たちにとって魅力的な住みかとなったのか?

道を横切る二足歩行のクマ、
巣のライブ配信中に子猫を獲ってきてヒナに与えるワシ、
動物園のコアラを連れ去ったピューマ――。

リスやコウモリなどの小型動物から大型猛獣まで、
人工的なものの象徴である都市が
思いがけず野生動物を引き寄せることになった理由を歴史的に振り返り、
駆除か保護かの二元論ではない共生への道を探る。

内容説明

住宅地の道を横切るクマ、ヒナに子ネコを与えるワシ、動物園のコアラを連れ去ったピューマ―。かつて人間のために創られた都市は、時代とともに清潔で緑あふれる場所へと成長した。しかし、人間の生活を豊かにした都市のあり方が、思いがけず野生生物が都市で生きていくことを可能にしたのである。都市はもはや人間だけのものではない。生息地を共有する隣人として彼らを受け入れ、互いを傷つけることなく共存していくためには、過去に学び科学に基づいて考える必要がある。今われわれが下す判断は、今後何世代にもわたって影響を与えることになるのだ。カリフォルニア大学の環境史家が、一匹のボブキャットとの出合いをきっかけに、都市生態系の知られざる歴史を解き明かし共生への道筋を探る全14章。

目次

序論 猛獣たちのいるところは、今
都市は生命あふれる場所にこそつくられた
家畜が都市を支配していた時代
都市の緑が野生生物を繁栄させた
郊外の成長と狩猟の衰退がもたらしたもの
生息地を保全する
都市で成功する動物
大型獣と生息地を共有するということ
都市の生態学的な価値
動物のための道
不快生物を理解する
動物たちがいるべき場所
駆除―時間とコストが永続的にかかり、暴力的で効果がなく、根本的原因を解決するより新たな問題をつくり出す野生生物管理の形態の正当性が疑われている
都市と共進化する生き物たち
都会の野生をいつくしむ

著者等紹介

アラゴナ,ピーター[アラゴナ,ピーター] [S.Alagona,Peter]
アメリカの環境史家、保全科学者、自然文化地理学者で、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の環境学教授。2011年に、21世紀の学術的リーダーになる可能性を秘めた研究者を支援する米国国立科学財団(NSF)主催のCAREER助成金を獲得した。絶滅危惧種についての研究に加え、現在は野生生物との共存や失われた種の再導入といった課題に取り組んでいる。カリフォルニアにグリズリー(ハイイログマ)を再導入することを目指して立ち上げられたCalifornia Grizzly Research Networkの創立者兼ファシリテーター

川道美枝子[カワミチミエコ]
1947年北海道生まれ。関西野生生物研究所代表。立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員。リス類の生態研究をするとともに外来生物、特にアライグマ・ハクビシンの有効な対策を研究。北海道大学理学部卒、同大学院博士課程単位取得退学。理学博士

森田哲夫[モリタテツオ]
1950年三重県生まれ。小型哺乳類で見られる日内休眠の生態学的役割について研究。京都大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。宮崎大学名誉教授。環境カウンセラー。宮崎大学フロンティア科学総合研究センタープロジェクト研究員

細井栄嗣[ホソイエイジ]
1962年静岡県生まれ。農林業加害獣と希少動物を対象にシカ、イノシシ、クマ、ヤマネなどの生態を研究。京都大学農学部を経て博士課程はコロラド州立大学で野生動物学を学ぶ。博士(Range Science:牧野科学)。山口大学大学院准教授

正木美佳[マサキミカ]
1975年長野県生まれ。生息地域差による小型哺乳類の休眠の多様性に関して研究。宮崎大学農学研究科修士課程修了。九州保健福祉大学薬学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさと

5
「駆除か保護かの二元論ではない共生への道を探る」に惹かれて読んでみたけれど、んー、やっぱり、訳文は読みにくい…。事例がたくさん載っていたので、そこから自分で考えろってことかな…。2024/04/18

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