出版社内容情報
ロビンフッドの時代から、木を盗むことは根の深い抗議行動である。
北米の原生林を守るための自然公園の拡張によって立ち退かされ、
追いやられる地域社会の奥深くに暮らす樹盗に寄り添って
口述史家として取材することで生まれた深掘りノンフィクション。
深く調べつくした取材、異彩放つ人物たち、森林伐採史、政策分析、最新の樹木科学。
陰謀、犯罪、そして森林の内部に隠された信じがたい複雑性へのスリリングな旅へ読者を誘う。
内容説明
木材の10億ドル闇市場と環境保護・地域社会・文化の絡み合いを深掘り。深く調べつくした取材、異彩を放つ人物たち、森林伐採史、政策分析、最新の樹木科学―陰謀、犯罪、そして森林の内部に隠された信じがたい複雑性へのスリリングな旅に読者を誘う異色ノンフィクション。
目次
第1部 根(乱伐;密猟者と狩猟管理者;沿岸から内陸へ;荒涼たる景観;闘争地域)
第2部 幹(レッドウッドの森への入り口;樹難;音楽の樹;ミステリーの樹;ターニング;劣悪労働;アウトローを捕まえる;ブロックス居住区;パズルのピース;新たな激流;火種の樹)
第3部 林冠(木材を追跡する;「それはヴィジョンの探究なんだ」;ペルーからヒューストンへ;「木々を信じているから」;カーボンシンク;忘却の彼方で)
著者等紹介
ブルゴン,リンジー[ブルゴン,リンジー] [Bourgon,Lyndsie]
カナダのブリティッシュ・コロンビア州を拠点とするライター、口述史家。2018年にはナショナル・ジオグラフィック特派員に選ばれる。環境と、歴史、文化、地域社会に根差した地域住民のアイデンティティとの絡み合いについての執筆が多い。彼女の記事は、アトランティック、スミソニアン、ガーディアン、オックスフォードアメリカンなどで掲載されている。本書が初の著書である
門脇仁[カドワキヒトシ]
森林生態系と林業システムの研究でパリ第8大学大学院上級研究課程修了。現在、著述・翻訳家。法政大学・東京理科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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