激写!身近な虫のディープな世界―公園で出会える昆虫44種

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  • サイズ A5判/ページ数 116p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784806716419
  • NDC分類 486
  • Cコード C0045

出版社内容情報



石井誠[イシイマコト]
著・文・その他

内容説明

昆虫の不思議な生態に魅せられて、70年以上、調査・観察・撮影したもののなかから、ふつうに見られた44種を紹介。だが、近年、見つけにくくなってきた種も多い。食草など、昆虫の生育環境を考えて植栽管理をするだけで、生き物のにぎわいがある公園ができる。身近にふれることができる驚きの世界への扉を開く本。

目次

ようこそ消えつつある身近な昆虫たちの世界へ
ツマキチョウ―翅を閉じると周囲の環境に見事にとけこむ究極の擬態
ジャコウアゲハ―毒草を食べて、自らも毒をまとう漆黒のチョウ
ギフチョウ―里山に舞いおりる春の女神
アサギマダラ―長い旅に向け吸蜜で体力増強
オニヤンマ―日本最大・最強のトンボ
ヤブヤンマ―水面ではなく石ゴケに産卵
ベッコウガガンボ―樹肌の穴に腹部を差しこみ産卵
コムラサキ―幼虫はヤナギ科の植物を食べ、成虫は樹液を吸う
タマムシ(ヤマトタマムシ)―国宝に使われた光り輝く翅〔ほか〕

著者等紹介

石井誠[イシイマコト]
1929年神奈川県横浜市生まれ。1956年日本大学農学部(現・生物資源科学部)卒業。大学卒業後も、デパート勤務のかたわら昆虫観察・調査・撮影を続け、退職後も現在にいたるまで毎日のようにフィールドに出ている。「子供の科学」誌で2年6カ月にわたり、昆虫のさまざまな生態観察の連載記事を執筆。また、各地の博物館や公園事務所、小学校で「虫の話講演会」などを多数実施、開催してきた。昆虫類、野草などの細密画のストックが約200枚以上、撮影した写真は数えられないほど多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えっくん

31
★★★★☆図書館新刊コーナーで本書の表紙カバーのエグそうな虫の写真が気になり借本。著者は70年以上にわたり虫の観察と撮影を続けられた方ですが、交尾、産卵、子育て、捕食などの虫たちの貴重な生態写真が満載です。何となく…交尾中の写真が多かった気がしますが…(´∀`*)ポッ)、これらの瞬間を写真に収めるにもかなりの忍耐と労力が必要であったのではと想像できます。子供の頃、近所の田畑や公園で虫たちを追いかけていたのを懐かしく思い出しました。今や田畑は宅地に変わり、身近な虫を見かけなくなっているのも寂しい限りです。2022/10/25

北区のまき

1
御年91歳の昆虫博士の愛する虫達を豊富な写真で解説。『戦前に比べて激減した』と仰るが二度と再び見られない風景だろう。こんなにコンクリと電飾の世界では。それでもこの本を持って野原に出かけて虫たちに出会いたくなります。幼虫毛虫の写真もたくさんなので気をつけて。素敵な本ですよ2022/12/10

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