出版社内容情報
石井誠[イシイマコト]
著・文・その他
内容説明
昆虫の不思議な生態に魅せられて、70年以上、調査・観察・撮影したもののなかから、ふつうに見られた44種を紹介。だが、近年、見つけにくくなってきた種も多い。食草など、昆虫の生育環境を考えて植栽管理をするだけで、生き物のにぎわいがある公園ができる。身近にふれることができる驚きの世界への扉を開く本。
目次
ようこそ消えつつある身近な昆虫たちの世界へ
ツマキチョウ―翅を閉じると周囲の環境に見事にとけこむ究極の擬態
ジャコウアゲハ―毒草を食べて、自らも毒をまとう漆黒のチョウ
ギフチョウ―里山に舞いおりる春の女神
アサギマダラ―長い旅に向け吸蜜で体力増強
オニヤンマ―日本最大・最強のトンボ
ヤブヤンマ―水面ではなく石ゴケに産卵
ベッコウガガンボ―樹肌の穴に腹部を差しこみ産卵
コムラサキ―幼虫はヤナギ科の植物を食べ、成虫は樹液を吸う
タマムシ(ヤマトタマムシ)―国宝に使われた光り輝く翅〔ほか〕
著者等紹介
石井誠[イシイマコト]
1929年神奈川県横浜市生まれ。1956年日本大学農学部(現・生物資源科学部)卒業。大学卒業後も、デパート勤務のかたわら昆虫観察・調査・撮影を続け、退職後も現在にいたるまで毎日のようにフィールドに出ている。「子供の科学」誌で2年6カ月にわたり、昆虫のさまざまな生態観察の連載記事を執筆。また、各地の博物館や公園事務所、小学校で「虫の話講演会」などを多数実施、開催してきた。昆虫類、野草などの細密画のストックが約200枚以上、撮影した写真は数えられないほど多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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えっくん
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