内容説明
人類が初めて手にした戦略作物、大豆。その始まりは、日露戦争、そして日本が支配した満州大豆帝国だった。食用油から工業用インキ、肥料・飼料、食品・産業素材として広く使われ、南北アメリカからアフリカまで、世界中で膨大な量が栽培・取引されている。大豆が人間社会に投げかける光と影、グローバル・ビジネスと社会・環境被害の実態をあますところなく描き出す。
目次
序章 隠された宝
第1章 アジアのルーツ
第2章 ヨーロッパの探検家と実験
第3章 生まれたばかりの国と古代の豆
第4章 大豆と戦争
第5章 家畜を肥やす飼料となって
第6章 大豆、南米を席巻する
第7章 大豆が作る世界の景色
第8章 毒か万能薬か
第9章 大豆ビジネス、大きなビジネス
第10章 試練の油―大豆バイオディーゼル
著者等紹介
デュボワ,クリスティン[デュボワ,クリスティン] [Du Bois,Christine]
ジョンズ・ホプキンス大学大豆プロジェクト前研究部長。ペンシルベニア州在住
和田佐規子[ワダサキコ]
岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務につきあってドイツ、スイス、アメリカに、合わせて9年滞在。大学院には、19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。現在は首都圏の3大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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