大豆と人間の歴史―満州帝国・マーガリン・熱帯雨林破壊から遺伝子組み換えまで

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大豆と人間の歴史―満州帝国・マーガリン・熱帯雨林破壊から遺伝子組み換えまで

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  • サイズ 46判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715894
  • NDC分類 616.7
  • Cコード C0020

内容説明

人類が初めて手にした戦略作物、大豆。その始まりは、日露戦争、そして日本が支配した満州大豆帝国だった。食用油から工業用インキ、肥料・飼料、食品・産業素材として広く使われ、南北アメリカからアフリカまで、世界中で膨大な量が栽培・取引されている。大豆が人間社会に投げかける光と影、グローバル・ビジネスと社会・環境被害の実態をあますところなく描き出す。

目次

序章 隠された宝
第1章 アジアのルーツ
第2章 ヨーロッパの探検家と実験
第3章 生まれたばかりの国と古代の豆
第4章 大豆と戦争
第5章 家畜を肥やす飼料となって
第6章 大豆、南米を席巻する
第7章 大豆が作る世界の景色
第8章 毒か万能薬か
第9章 大豆ビジネス、大きなビジネス
第10章 試練の油―大豆バイオディーゼル

著者等紹介

デュボワ,クリスティン[デュボワ,クリスティン] [Du Bois,Christine]
ジョンズ・ホプキンス大学大豆プロジェクト前研究部長。ペンシルベニア州在住

和田佐規子[ワダサキコ]
岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務につきあってドイツ、スイス、アメリカに、合わせて9年滞在。大学院には、19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。現在は首都圏の3大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

石油監査人

18
著者は、米・ジョンズ・ホプキンス大学の大豆プロジェクト前研究部長です。この本では、大豆栽培の歴史に始まり、食文化、栄養学、遺伝子組み換え、環境問題など、大豆に関するあらゆる情報を網羅しています。例えば、日本の「たまり」などの大豆発酵食品についても、正確に記述されていて、著者の知識の深さが分かります。大豆を飼料として利用することで、世界中の人が肉を食べることが可能となり、栄養状態が改善した一方で、森林破壊などの地球環境問題が深刻化しました。大豆を糸口に、現代社会の諸問題を考える契機を与えてくれる良書です。2021/08/21

りょうみや

16
大事の絡んだ人類史。その観点から見れば、和食で使われている大豆の話題の割合はほんの僅か。作者が日本人でないことも影響しているが。大豆の利用の大半は牧畜用で、南米の大豆とそれを飼料にした鶏の話題が本書のけっこうな割合を占める。鶏を「羽の生えた大豆」と表現しているのが印象的。個人的には肉ではなくもっと大豆食品を直に食べて環境負荷を少しでも減らしたい。それ以外の大豆の産業素材としての利用法など知らなかったことが多い。2021/04/25

イワトコナマズ

7
作付面積が最も広い遺伝子組み換え作物は大豆である。遺伝子組み換え作物の50パーセントに当たる。大豆の大部分は油の原料もしくは飼料用に使われる。油以外に大豆の重要な成分としてレシチンがある。乳化剤や酸化防止剤としてマーガリンやパンやケーキなどたくさんの加工食品に使用される。2020/06/20

T

3
「砂糖」「コンテナ」と並ぶ面白さ。 p192 人間の最も破壊的な活動➖都市への焼夷弾攻撃や有毒な核廃棄物、四〇〇年残るというプラスチックであぶれんばかりのゴミ廃棄場、海洋への石油流出、都市のスモッグ、露天掘りの鉱山や工場からの汚染水の河川への流出などよりも、さまざまな生命体にもっと有害な活動➖は普通の農業である。 現代では森林破壊の原因のおよそ八〇パーセントが、作物の栽培や畜産だ2020/08/06

友川サイコー

3
題名以上に幅広い内容で満足。動物の福祉、遺伝子組み換え作物、多国籍企業!大豆と戦争の関連性に目から鱗。2020/01/30

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