出版社内容情報
野生オオカミ社会を数十年にわたって観察してきたドイツを代表するウルフ・ウォッチャーが、現代人にも役立つオオカミの知恵を描く。類が狩猟採集の社会スキルを学んだ、
高度な社会性を誇る野生オオカミ。
彼らはどうやって群れのあり方を学び、
世代をつなぐのか。
野生オオカミ社会を数十年にわたって観察してきた
ドイツを代表するウルフ・ウォッチャーが、
現代人にも役立つオオカミの知恵を生き生きと描いた。
エリ・H・ラディンガー[エリラディンガー]
著・文・その他
シドラ房子[シドラフサコ]
翻訳
内容説明
オオカミの知恵―それは、家族を愛し、託されたものたちの世話をすること。遊びをけつして忘れないこと。
目次
はじめに―オオカミとキスして依存症になったこと
家族の意味―託されたものたちの世話をすることが大切なのはなぜ?
オオカミの原則によるリーダーシップ―みずからリーダーになる必要はない
女性の強さ―女性とオオカミの関係
古老の知恵―お年寄りを必要とするのはなぜ?
コミュニケーション技術―信頼をコーラスのように形成するには
故郷への憧憬―所属する場所が必要なのはなぜ?
旅に出るとき―親もとを離れ、いつかまた戻ってくる
親友ともいえるもの―相違はあっても完璧なチームはできる
オオカミ式成功プランニング―計画が重要なのはなぜ?
適切なタイミング―待つことが役立つのはなぜ?
人生はゲーム―遊び心を忘れない
善良なオオカミに災いが起きたら―失うことに対する不安を克服し、困難を耐え抜く
世界をほんのいっとき救う―完全な生態系の秘密
オオカミ医学―オオカミの持つ魔力は、私たちを癒してくれる
人間とオオカミ―愛と憎悪の困難な関係
ようこそオオカミたち―ドイツにおけるオオカミとの共生
おわりに―W・W・W・D
オオカミ・ツアーについて―イエローストーン国立公園、ドイツ国内
著者等紹介
ラディンガー,エリ・H.[ラディンガー,エリH.] [Radinger,Elli H.]
1951年、ドイツ・ヘッセン州に生まれる。大学で法学を学んだのち弁護士を務めるが、大好きなオオカミと時間を過ごし、書籍や記事を執筆するためにそれまでの仕事を辞める。1991年にドイツオオカミ保護協会を設立し、『Wolf Magazin(オオカミ・マガジン)』を創刊。1995年からイエローストーン国立公園におけるオオカミ再導入に参画。現在はドイツにおけるオオカミ研究の第一人者として講演会やセミナーを行ない、オオカミ、自然や生態系についての知識を広めている
シドラ房子[シドラフサコ]
新潟県生まれ、スイス在住。武蔵野音楽大学卒業。ドイツ文学翻訳家、音楽家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Koichiro Minematsu
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