出版社内容情報
新進気鋭の研究者が、辺境でのフィールドワークの面白さと辺境微生物研究の最前線を語る。ヒトコブラクダの機嫌をそこねても、ホッキョクグマが出没していたって、微生物を探し求めて、僕は行く!
厳しい環境で生きる辺境微生物の虜になった、若き研究者の探究心は止まらない。
はじめに
第1章 砂漠
サハラで微生物ハンティング/ラクダに揺られて/微生物を飼う/「名前のない」微生物たち/培養できない微生物を探る/マトマタ菌は何者か?/新「網」微生物の発見/本当の極限環境って何だろう?/空飛ぶ微生物たち/砂に乗ってどこまでも/塵がもたらすもの
コラム? 現地の食文化に触れる
第2章 温泉
赤い海の住人に魅せられて/もうひとつの赤い海/秘境の湯「東温泉」/お熱いのがお好き/
PCRを使って東温泉の住人を知る/もっとお熱いのがお好き/高アルカリ温泉が湧き出るところ/真っ白になる川/炭酸塩をつくる生き物たち/炭酸塩形成微生物を捕まえろ/小さな世界のものづくり/すべてがすべての場所に
コラム? 宇宙と生命
第3章 北極
はじめての北極圏/いざ、スピッツベルゲン島へ/世界最北の温泉/温泉水から微生物を探せ!/再びスビールバルへ/氷河探訪
コラム? 世界種子貯蔵庫
第4章 南極
もう一つの地球の果て/南極の露岩城/コケ坊主内部の微生物たち/南極へ続く道/いざ、南極大陸へ/スカルブスネス/はじめての生物調査/南極湖底の王国をめぐって
コラム? 極地での服装
第5章 極小
さらに小さな世界/ものすごい小さな微生物たちは何者か?/海の覇者ペラギバクター・ユビーク/変身する微生物たち/「ゆとり」のない生命/生物と無生物の間を巡って/広がる超微小生物たちの世界
おわりに
参考文献・資料
中井亮佑[ナカイリョウスケ]
著・文・その他
内容説明
ヒトコブラクダの機嫌をそこねても、ホッキョクグマが出没していたって、微生物を探し求めて、僕は行く!厳しい環境で生きる辺境微生物の虜になった、若き研究者の探究心は止まらない。
目次
第1章 砂漠(サハラ砂漠で微生物ハンティング;ラクダに揺られて ほか)
第2章 温泉(赤い海の住人に魅せられて;もう一つの赤い海 ほか)
第3章 北極(はじめての北極圏;いざ、スピッツベルゲン島へ ほか)
第4章 南極(もう一つの地球の果て;南極の露岩域 ほか)
第5章 極小(さらに小さな世界;ものすごく小さな微生物 ほか)
著者等紹介
中井亮佑[ナカイリョウスケ]
1983年生まれ。2007年、広島大学生物生産学部卒業。2012年、同大学大学院で博士(学術)を取得。博士取得後、国立遺伝学研究所で日本学術振興会特別研究員(SPD)や特任研究員などを経て、2017年、産業技術総合研究所つくばセンターで産総研特別研究員。2018年より、産業技術総合研究所北海道センターで研究員(現職)。微生物生態学を専門とし、砂漠、温泉、北極、南極など辺境に生きる微生物たちを探索する。2011年、日本学術振興会育志賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月をみるもの
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