先生、脳のなかで自然が叫んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学・番外編

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先生、脳のなかで自然が叫んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学・番外編

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806715665
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0040

出版社内容情報

なぜ小林少年は、大自然とのつきあいのなかで、すばらしい学び手となれたのか――ヒトの精神と自然とのつながりから読み解く自然豊かな大学を舞台に起こる動物と人間をめぐる事件の数々を描く、
大人気「先生!シリーズ」の著者、コバヤシ教授の自然へのまなざしは、
どのようにして培われてきたのか。

幼いホモ・サピエンスの一見残酷な虫遊びには意味があるのか、
生物を擬人化することは、ヒトの生存・繁殖に有利なのか、
生き物の習性・生態に、ヒトが特に敏感に反応するのはなぜか、
アカネズミとドングリの関係、
ニホンモモンガの暮らし、
大学キャンパスでの動物との出合い、
子どもたちとの自然教室での実験などをまじえて、
動物行動学と脳のクセから考え、
「先生!シリーズ」の底を流れる、ヒトの精神と自然とのつながりを読み解く。

「先生!シリーズ」をより深く楽しむための必読書。

はじめに

第1章 もし、あなたがアカネズミだったなら?
   「擬人化」はヒトと自然の精神的なつながりを醸しだす

第2章 ノウサギの“太腿つき脚”は生物か無生物か
   子どものころの生物とのふれあいが脳に与える影響

第3章 幼いホモ・サピエンスはなぜダンゴムシをもてあそぶのか
    脳には生物の認識に専門に働く領域がある!

第4章 ポケモンGOはなぜ人気があるのか
   推察する、探す、採集する、育てる、自慢する………狩猟採集生活がそこにある!?

第5章 狩猟採集民としての能力と学習の深い関係
    ヒトの脳は、生物の「習性・生態」に特に敏感に反応する

第6章 古民家にヤギやカエルとふれあえる里山動物博物館をつくりませんか?
    ヒトの心身と自然と文化の切っても切れないつながり

小林 朋道[コバヤシ トモミチ]
著・文・その他

内容説明

幼いホモ・サピエンスの一見残酷な虫遊びには意味があるのか。生物の擬人化は、ヒトの生存・繁殖に有利なのか。生き物の習性・生態に、ヒトが特に敏感に反応するのはなぜか。アカネズミとドングリの関係、ニホンモモンガの暮らし、キャンパスでの動物との出会い、子どもたちとの自然教室での実験などをまじえ、動物行動学と脳のクセから考える。

目次

第1章 もし、あなたがアカネズミだったなら?―「擬人化」はヒトの精神と自然とのつながりを醸しだす
第2章 ノウサギの“太腿つきの脚”は生物か無生物か―子どものころの生物とのふれあいが脳に与える影響
第3章 幼いホモ・サピエンスはなぜダンゴムシをもてあそぶのか―脳には生物の認識に専門に働く領域がある!
第4章 ポケモンGOはなぜ人気があるのか―推察する、探す、採集する、育てる、自慢する…狩猟採集生活がそこにある!?
第5章 狩猟採集民としての能力と学習の深い関係―ヒトの脳は、生物の「習性・生態」に特に敏感に反応する
第6章 古民家にヤギやカエルとふれあえる里山動物博物館をつくりませんか?―ヒトの心身と自然と文化の切っても切れないつながり

著者等紹介

小林朋道[コバヤシトモミチ]
1958年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、2005年教授。2015年より公立鳥取環境大学に名称変更。専門は動物行動学。これまで、ヒトも含めた哺乳類、鳥類、両生類などの行動を、動物の生存や繁殖にどのように役立つかという視点から調べてきた。現在は、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

70
図書館本。大好きな「先生!シリーズ」番外編。今回は動物行動学においての「ヒト」がターゲット。異生物を人として認知することにより想像力で理解を拡大する「擬人化」、動植物を含め自然が人間の生活や精神に与える恩恵等、若干硬い内容。とはいえ、いまは亡きヤギコの愛らしいエピソード、里山動物博物館の構想など、いつもの調子の楽しさも含まれています。2019/03/11

アーちゃん

34
図書館本。「先生!」シリーズ番外編の対象は人間でした。動物を通して人間の脳および行動学を考察するという内容ですが、そこはいつもの先生、たまに入る自慢と動物の写真が微笑ましく、特に写真はシリーズ最初の頃から随分上手くなったなぁと感心しつつ読了。先生のツイッターを見たところ、イラストもご自身で描かれたようです。コウモリのエピソードや、久々のヤギコに懐かしさを感じました。次巻もよろしくお願いします。2018/11/14

まるぷー

24
これまでの「先生シリーズ」の番外編ということで、学問的専門分野に突っ込んだ少し堅い内容だったように感じた。小林少年が野山を駆け回っていたエピソードは、現在の小林先生のあるべき姿だったのだろうか?野生動物を擬人化してみる目は自然と人の精神との繋がりとなり、即ち野生生物の生息地の保全に寄与する。脳内の生物認知専用領域には動物への愛好心理を司るプログラムが存在し、それがペットの飼育に繋がる。我々ホモ.サピエンスも野生や自然との共存、動物への愛護の精神の重要性が究極的結論と感じた。2022/02/16

わんこのしっぽ

23
いつもの先生シリーズとは違った切り口の番外編。擬人化によって環境保全意識が高まることや、子供が(自分の子供時代も含む(^^;)虫に残酷な事をする時期が何故あるのかなど非常に興味深く、そして自然と人間との深い繋がりを感じる事が出来る本。里山動物博物館の続報を次作の先生シリーズで読めますように♪2018/11/04

トムトム

19
生き物に触れて生きてきた人は、同じ結論に達するのかな。先生シリーズ番外編。ちょっと真面目に?書いてあります。少年たちよ!本ばかり読んでいないで山に、川に、海に遊びにいきなさい!2019/08/29

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