火の科学―エネルギー・神・鉄から錬金術まで

個数:
  • ポイントキャンペーン

火の科学―エネルギー・神・鉄から錬金術まで

  • 西野 順也【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 築地書館(2017/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 48pt
  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月05日 02時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715344
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

暖房や調理、武器から、製鉄、エネルギー利用の変遷まで。先史時代から現代まで広大なスケールで、人類と火の関わりを探る。人類の発展は、火とともにあった。
古来、山火事や天災により起こった火は採暖や調理に利用され、
いつしか人の力の及ばない神に重なり、
土器や鉄など暮らしに欠かせない道具を生み出す糧となった。
なかでも鉱物資源の利用は、農業やエネルギー生産など多方面での発展を促進した。
しかし現代において、人口の増加やそれに伴う莫大なエネルギー需要が、
地球環境の悪化を招いている。
先史時代から現代まで、文明を支えた火の恩恵に触れ、未来を見据えた利用を考える。


序章

第1部 暮らしと火

第1章 生活の中の火
火の使い方と炉の発達
日本の炉
灯火
採暖
……暖房器具/住宅
発火法
……古代の発火法/マッチ/ライター

第2章 火と神様
火の神格化
火の神
……日本の神様/囲炉裏と竈
世界の竈の話
……ギリシア/ドイツ/中国/モンゴル/竈の改良
火と宗教
火の儀礼
……火祭り/死と霊/火の習俗

第3章 戦いの火
神災人火
火の武器
……銃器/大砲/火薬爆弾、そして原子爆弾

第4章 ものづくりの火
木炭
土器、陶磁器とガラス
……土器と陶磁器/ガラス
銅と鉄
……銅の製錬/鉄の製錬/古代中国の鉄と製鉄/古代朝鮮の鉄と製鉄/石炭の使用と産業革命
錬金術

第5章 日本の鉄文化
中世以前の鉄文化
……大陸からの伝播/伝説に見る鍛冶/民衆と鉄/鋳物技術/武力への利用
江戸時代の鉄と蹈鞴製鉄
近代製鉄の幕開けと鉄文化
戦争による鉄需要

第6章 エネルギーの火
動力への変換
……産業革命以前の動力/蒸気機関/内燃機関/ガスタービン
原子の火
……放射線の発見/発電
電気への変換

第7章 現代の火と未来の火
現代の火と環境問題
……火の社会的依存/火の利用と環境問題
未来の火


第2部 人類と火

第8章 火の使用と文明化
火の使用の考古学的証拠
……火の痕跡/火を使用した遺跡の広がり/炉の出現/寒冷地への適応/土器の発達
火を使用する前の人類の足どり
……二足歩行を会得した時代/道具の発明と狩猟採集生活の始まり/生活史の改善/脳の発達
火を囲む生活
調理の恩恵
象徴的表現能力の開花
集団の組織化と文明化
火の使用と森林破壊
……都市の発達と森林破壊/中世ヨーロッパの大開墾時代

第9章 日本の先史時代
縄文時代以前の足どり
縄文時代
……食糧/生活様式/住居
弥生時代
……集落/鉄器/墓と葬送/統治の手段としての信仰
古墳時代
……国家の成立/古墳/製鉄/大陸文化の受容
中世以降と森林の利用

終章
あとがき
参考文献
索引

西野 順也[ニシノ ジュンヤ]
1954年宮城県生まれ。
東北大学工学部工学研究科応用化学科博士課程後期修了。工学博士。
石川島播磨重工業(株)(現在〔株〕IHI)に勤務後、宇部工業高等専門学校物質工学科教授を経て、
現在、帝京平成大学健康メディカル学部医療科学科教授。専門は環境化学、環境プロセス工学。
著書に『やさしい環境問題読本――地球の環境についてまず知ってほしいこと』(東京図書出版、2015年)がある。

内容説明

人類の発展は、火と共にあった。暖房や調理、武器から、製鉄や土器・陶磁器づくり、そして蒸気機関に始まったエネルギー利用の変遷まで。先史時代から現代まで広大なスケールで、人類と火の関わりを探る。

目次

第1部 暮らしと火(生活の中の火;火と神様;戦いの火;ものづくりの火;日本の鉄文化;エネルギーの火;現代の火と未来の火)
第2部 人類と火(火の使用と文明化;日本の先史時代)

著者等紹介

西野順也[ニシノジュンヤ]
1954年宮城県生まれ。東北大学工学部工学研究科応用化学科博士課程後期修了。工学博士。石川島播磨重工業(株)(現在(株)IHI)に勤務後、宇部工業高等専門学校物質工学科教授を経て、帝京平成大学健康メディカル学部医療科学科教授。専門は環境化学、環境プロセス工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sato

11
ヒトの歴史と火との関わりあいで進んで行き、陶器、鉄や錬金術あたりまではフンフンと読めたが原発の話あたりから逸れてないか?と思った。最近は火が身近では無くなっており、タバコとガスくらいですかね。あとは火=熱に置き換えられさらに電気にも変わっていく日常。キャンプでもして火のありがたみを思いだしてみますか2019/11/02

GASHOW

8
このジャケットに「火の科学」というタイトル。作者が日本人??一抹の不安を覚えて読み出しました。日本や中国の歴史上の火の使い方が載っていたのは良いのですが、期待していた何かが、ほら、こう。原子力の火の熱さとか太陽の熱さとか。火が自然発火する状況とか、人体発火現象とかなかった。2017/04/10

つくし

3
序盤の火に対する畏怖の感覚や、火の捉え方といった神学や哲学に近いパートにふむふむ、となったのと、終盤、火そのものよりも、火を獲得したという側面からの進化論のようで、面白かったです。中盤は文化的な側面の説明。人の知能ってすごい。2017/09/04

かっさん

1
火の科学 #読了 書名の選定が間違い。ほぼ火に関わる何らかの歴史が散発的に書かれていた。火は、人類の多くの側面に関わり、内容が広範囲に渡るけど全部がわりと薄い感じ。所々は面白いけど全然関係ない火から数段派生した環境問題とか、縄文の暮らしとかを薄く紹介してたり。いまいちだった。残念 https://t.co/JpZ99ijSBY2021/09/20

とみぃ

1
火と向き合う。キャンプでの食事。焚き火。神秘的な気持ちになる人はぜひ。人が扱えるようになってからのこと、地域による生活との関わりの違いなど興味深く読みました。2017/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11523558
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品