海の寄生・共生生物図鑑―海を支える小さなモンスター

個数:

海の寄生・共生生物図鑑―海を支える小さなモンスター

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年07月28日 00時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 107p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715177
  • NDC分類 481.72
  • Cコード C0645

出版社内容情報

年間500本の潜水観察がとらえた、驚きの寄生・共生生物たち。謎に満ちたシーモンスターたちの鮮烈な生態をオールカラーで伝える。魚の頭部に寄生するカイアシ類、口の中で暮らすウオノエ類、
吸血するムツボシウミクワガタ、保育をするオニナナフシ類、
著者が世界で初めてとらえた、謎に満ちたモンスターたちを大公開!

数千種もの生物が生息する東京湾のすぐ先にある伊豆大島の、
身近な海にいながら、知られざる存在である小さな生物、
寄生生物や共生生物たちは、その不思議な生活ぶりで、
生態系の中で海を支える存在となっている。
年間500本の潜水観察と卓越した撮影技術によって、
寄生・共生生物と特徴的な生態をもつ生物たちの、
知られざる姿と驚きの生活ぶりを伝える。

はじめに  

魚類に寄生するカイアシ類  
寄生性カイアシ類の卵嚢と孵化  
寄生性カイアシ類の重度寄生  
様々な宿主を利用するカイアシ類  
似るが異なる寄生性カイアシ類  
多様な寄生性カイアシ類  
ハナダイ類に寄生するカイアシ類  
フグ類に寄生するカイアシ類  
魚類の眼球に寄生するカイアシ類  
魚類の鰓蓋内面に寄生するカイアシ類  
魚類の体表を這い回るカイアシ類  
数百個体も寄生するカイアシ類と遊泳個体  
ウミウシ類に寄生するカイアシ類  
無脊椎動物に宿るカイアシ類  
浮遊するカイアシ類  
海の宝石、サフィリナ類  
底生性カイアシ類  

■コラム?共生か寄生か  

寄生虫を食べてくれるクリーナーたち  
魚類の口腔に寄生するウオノエ類  
コケギンポ類に寄生するウオノエ類の幼体  
魚類の体表に寄生するウオノエ類  
ベニハゼ類に寄生するウオノエ類の幼体  
宿主を求め遊泳するウオノエ類の幼体  
へビギンポ類に寄生するムツボシウミクワガタ  
エビヤドリムシ類の幼体  
アカホシカクレノコシヤドリ  
アミヤドリムシ類と雌雄の生活様式  
様々なアミヤドリムシ類  
ニジギンポに寄生するヒル類  
様々な魚類に寄生するヒル類  

■コラム?寄生生物の撮影テクニック  

アカヒトデに寄生する貝類  
ウニ類に寄生する貝類  
トゲトサカ類に宿る貝類  
ケヤリムシの棲管上にすむ貝類  

■コラム?アマチュア研究者に分類学のススメ  
■コラム?ムツボシウミクワガタの生活史  

カイメン類に宿るゴカイ類  
無性生殖するゴカイ類  
ホヤ類に宿るゴカイ類  
海のドラゴン、カサネシリス  
ゴカイ類の生殖行動  
ウミケムシ類とウロコムシ類  
ウロコムシ類  
卵を持ち歩き守る雄、ウミグモ類  
海のナナフシ、オニナナフシ類  
オニナナフシ類の保育  
海のワラジムシ類  
ハマダンゴムシ  
ヒメオオメアミの体色変異  
ホソツツムシ類の棲み家  
ヤドカリモドキ類  
海の掃除屋、コノハエビ類  
海のオケラ、タナイス類  
砂地が隠れ蓑、クーマ類  
小さなエイリアン、ウミノミ類  
産卵・保育するワレカラ類  
集団生活するホソヨコエビ類  
カイメンがゆりかご、トウヨウホヤノカンノン  
様々な環境に棲むヨコエビ類  
色鮮やかなドロノミ類  
擬態するテングヨコエビ類  
カイメンに棲むアミ類  
水中を漂う、ジェリーフィッシュライダー  
海に漂う小さな星たち  
下等な動物群、扁形動物  
浮遊する貝類  
ハウスを広げるオタマボヤ類  
イソヤムシ類の繁殖行動  
イソヤムシ類の体色変異  
コケムシ類  
若返りの神秘、ベニクラゲ類  
海に咲く花、ヒドロ虫類  
海を飾る花虫類  
果てしなく広がる研究のフロンティア――小型甲殻類の魅力  

主な参考文献  
索引  
あとがき


星野 修[ホシノ オサム]
1966年6月30日 新潟県生まれ。
都内にてデザイナーとして7年間勤務後、1993年に伊豆大島へ移住。
水中ガイド業務に従事し、2004年に独立。
現在、チャップ(ネイチャーガイド)代表。毎日フィールドに通い、年間500本以上の潜水観察と撮影に専念。
著書『フィッシュウオッチングガイド〈part 1〉東日本』(共著、マリン企画、2007年)

齋藤 暢宏[サイトウ ノブヒロ]
1967年10月11日 群馬県生まれ。
東海大学大学院海洋学研究科海洋資源学専攻修了、水産学修士。
現在、(株)水土舎主任研究員。河川環境調査業務、生物分析業務(プランクトン分析、魚介類胃内容物分析など)等に従事するかたわら、個人的な興味から甲殻類(寄生種を含む)の研究を実施。
著書『エビ・カニ・ザリガニ―淡水甲殻類の保全と生物学』(共著、生物研究社、2011年)

長澤 和也[ナガサワ カズヤ]
1952年4月25日 山梨県生まれ。
東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士。
北海道立水産試験場、キール大学海洋研究所、農林水産省遠洋水産研究所、水産総合研究センター養殖研究所、東南アジア漁業開発センター養殖部局、水産総合研究センター東北区水産研究所を経て、現在、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。専門は水族寄生虫学。
著書『魚介類に寄生する生物』(成山堂書店、2001年)、『さかなの寄生虫を調べる』(成山堂書店、2003年)、『フィールドの寄生虫学―水族寄生虫学の最前線』(編著、東海大学出版会、2004年)、『カイアシ類学入門―水中の小さな巨人たちの世界』(編著、東海大学出版会、2005年)ほか。

内容説明

数千種もの生物が生息する東京湾のすぐ先にある伊豆大島の、身近な海にいながら、知られざる存在である小さな生物、寄生生物や共生生物たちは、その不思議な生活ぶりで、生態系の中で海を支える存在となっている。年間500本の潜水観察と卓越した撮影技術によって、寄生・共生生物と特徴的な生態をもつ生物たちの、知られざる姿と驚きの生活ぶりを伝える。

目次

魚類に寄生するカイアシ類
寄生性カイアシ類の卵嚢と孵化
寄生性カイアシ類の重度寄生
様々な宿主を利用するカイアシ類
似るが異なる寄生性カイアシ類
多様な寄生性カイアシ類
ハナダイ類に寄生するカイアシ類
フグ類に寄生するカイアシ類
魚類の眼球に寄生するカイアシ類
魚類の鰓蓋内面に寄生するカイアシ類〔ほか〕

著者等紹介

星野修[ホシノオサム]
1966年6月30日新潟県生まれ。都内にてデザイナーとして7年間勤務後、1993年に伊豆大島へ移住。水中ガイド業務に従事し、2004年に独立。現在、チャップ(ネイチャーガイド)代表。毎日フィールドに通い、年間500本以上の潜水観察と撮影に専念

齋藤暢宏[サイトウノブヒロ]
1967年10月11日群馬県生まれ。東海大学大学院海洋学研究科海洋資源学専攻修了、水産学修士。現在、(株)水土舎主任研究員。河川環境調査業務、生物分析業務(プランクトン分析、魚介類胃内容物分析など)等に従事するかたわら、個人的な興味から甲殻類(寄生種を含む)の研究を実施

長澤和也[ナガサワカズヤ]
1952年4月25日山梨県生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士。北海道立水産試験場、キール大学海洋研究所、農林水産省遠洋水産研究所、水産総合研究センター養殖研究所、東南アジア漁業開発センター養殖部局、水産総合研究センター東北区水産研究所を経て、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。専門は水族寄生虫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

46
魚の口腔内から寄生虫が「こんにちは!」。その寄生虫の形態が豚の鼻穴のようで、魚Aさん「ブヒブヒ」泣くに泣けない残念顔になっている…。寄生虫エクステをぶら下げた魚、まつげアクセで視界が悪そうな魚、寄生なのか共生なのか、そこのところまだまだ研究が進んでいないそうです。伊豆大島の海洋で繰り広げられている魚たちの日常。技術を駆使した写真と解説で楽しく覗いてみましょう。魚たちの息抜きは海の中に存在するエステ。クチコミで大繁盛していました。2017/04/07

姉勤

31
魚のヒレや装飾的器官と思えるほど一体化した、寄生生物。極彩色であるが禍々しく、気色悪いが、美しくもある。追跡的広範囲の研究や、資料の確保が難く、歴史も浅い点もあり図鑑とするには、ページが乏しい。共生というと、共存共栄をイメージしそうだが、寄生により宿主を消耗、疲弊させ宿主と一緒に捕食される場合もある。寄生生物を食べてくれる、クリニック的エリアがあり、食べる&食べられるの生命の連鎖が出来上がる。自然の調和とは弱者が徹底的に淘汰されてのバランス。ヒトが理想とするものなど入る余地がない。ゆえに美しい。2023/06/07

たまきら

20
世の中には面白い本があるもんですねえ。そして海の世界の社会性も興味深い。ドレッドヘアーにしか見えないおしゃれな寄生生物の卵のうに大うけ。魚にしては迷惑なんでしょうが、見ている分にはすごくかわいいです。舌の代わりに入り込む寄生生物は昔天鯛のカブトを割っているときにもぞもぞ動いて逃げるのを見てびっくりしたことがあります。イカをおろしているとよく見られるアニサキスも生きていること多いですが、サイズがサイズだからなあ。お好きな方にはたまらない。そんな本です。2016/09/09

圓子

3
くふふ。ちょっともぞもぞぞわぞわするけれど、全編写真が美しい。海の中には、想像以上の緻密な世界が展開しているのらしい。著者三人のうち、二人が海なし県出身者。うーん。ツボだ。2017/01/16

海星梨

2
きれいときもちわるいの境界線。海の生き物編2021/03/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11095630
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品