出版社内容情報
子ども一人ひとりの学びを大切に、教育をゆったりできる学校。10年の歩みが鮮やかに浮き彫りにする「学び」の意味と教える歓び。
世界中のフリースクールから学んで誕生した「箕面こどもの森学園」。
この学校では、子どもたちが自分で時間割を決め、自分のペースで考え、調べ、体験して学んでいる。
「窓ぎわのトットちゃんが学んだような、小さくても、子ども一人ひとりの学び
が大切にされる学校をつくりたい」という夢に市民が集まり、自分たちの手で学校をつくって10年。
私たちが目指す、ひとつの教育のあり方を、苦労と歓びの10年が鮮やかに浮き彫りにする。
まえがき
第1章 子どもが学びの主人公
子どもの学ぶ意欲を育てる
いろんな年齢の子が混じって学ぶのがいい/自分を大切に思う気持ちを育てる
学びたい気持ちはどこから来るのか
こどもの森での学び方
学び方は人それぞれ/こんな人に育ってほしい/こどもの森の学習プログラム
人とのかかわりの中で学ぶ
哲学する子どもたち/??しょうがい?って何?/話し合って問題を解決する
コラム1 フレネ教育について
第2章 子どもの夢を育てる
子どもの世界を広げる
夏祭りをしよう!/初めての体育祭/くまベル喫茶店/劇団アニマルズ
こんな学校あったらいいな
小さな学校もわるくない/大人は子どもとどうかかわるか
親が変われば子どもも変わる
卒業した子どもたち
それぞれの道を歩む/卒業生からのメッセージ/創造性を育てる
コラム2 保護者の声から
第3章 私たちの学校づくり
なぜ私は学校をつくろうと思ったのか 辻 正矩
学校教育への疑問/フリースクールを知る/日本のフリースクールを訪ねる
堀 真一郎さんとの出会い/デンマークのフリースコーレを訪ねる
サドベリーバレー・スクールを訪ねる/新しい学校のイメージづくり
学校設立に向かって動きだす/フレネ学校を訪ねる
学校づくりの夢が現実になる 藤田美保
私が教師になったわけ/公立小学校で感じたこと・考えたこと/ある日の新聞記事
保護者の立場から学校づくりにかかわる 守安あゆみ
学校づくりに集まってきた仲間たち
学校のつくり方
賛同者を集める/事業計画を立てる/スタッフを集める
教育方法を決める/施設を用意する/生徒を集める
資金を集める/制度上の問題をクリアする
コラム3 世界の自由教育
第4章 教育から社会を変える
教育って何?
学校というところ/タテ糸とヨコ糸の教育論
持続可能な未来のための教育
自然から学ぶ/地域の活動から学ぶ/学校を地域に開く
子どもたちに希望ある未来を
一人ひとりの行動が社会を変える/対話の文化を育てよう
民主的で持続可能な社会へ向かって
子どもたちに多様な教育の選択肢を与えよう
コラム4 日本における多様な教育
あとがき
資料1 わくわく子ども学校設立趣意書
資料2 子どもの多様な学びの機会を保障する法律の骨子案
【著者紹介】
辻 正矩(つじ・まさのり)大学で建築学を学び、卒業後、建築設計事務所に3年間勤務。その後、大学で建築計画と建築設計を教える。大学生の学習意欲のなさから日本の公教育のあり方に疑問をもつ。フリースクールの存在を知り、日本や海外のフリースクールを多数訪問する。1999年に『大阪に新しい学校を創る会』を立ち上げる。2004年、箕面市にNPO法人立『わくわく子ども学校』が開校、校長になる。2009年に『箕面こどもの森学園』学園長になる。
内容説明
世界中のフリースクールから学んで誕生した「箕面こどもの森学園」。この学校では、子どもたちが自分で時間割を決め、自分のペースで考え、調べ、体験して学んでいる。「窓ぎわのトットちゃんが学んだような、小さくても、子ども一人ひとりの学びが大切にされる学校をつくりたい」という夢に市民が集まり、自分たちの手で学校をつくって10年。苦労と歓びの10年が鮮やかに浮き彫りになる。
目次
第1章 子どもが学びの主人公(子どもの学ぶ意欲を育てる;こどもの森での学び方 ほか)
第2章 子どもの夢を育てる(子どもの世界を広げる;こんな学校あったらいいな ほか)
第3章 私たちの学校づくり(なぜ私は学校をつくろうと思ったのか;学校づくりの夢が現実になる ほか)
第4章 教育から社会を変える(教育って何?;持続可能な未来のための教育 ほか)
著者等紹介
辻正矩[ツジマサノリ]
大学で建築学を学び、卒業後、建築設計事務所に3年間勤務。その後、大学で建築計画と建築設計を教える。大学生の学習意欲のなさから日本の公教育のあり方に疑問をもつ。フリースクールの存在を知り、日本や海外のフリースクールを多数訪問する。1999年に『大阪に新しい学校を創る会』を立ち上げる。2004年、箕面市にNPO法人立『わくわく子ども学校』が開校、校長になる。2009年に『箕面こどもの森学園』学園長になる
藤田美保[フジタミホ]
大学で教育学を学び、卒業後、公立小学校の教師になるが、学校の体制に疑問をもち退職。憧れていた自由学校への道を模索し始める。大学院で学んでいたときに、『大阪に新しい学校を創る会』に出会う。2004年に『わくわく子ども学校』の常勤スタッフに、2009年に『箕面こどもの森学園』校長になる
守安あゆみ[モリヤスアユミ]
大学で教員課程を学んだが、学校教育に疑問をもち教師にならず、一般企業へ就職。結婚後はのびのび子育てをめざして、自主保育グループ『もりのこたんけんくらぶ』を立ち上げたり、親業講座を学んだりした。子どもが『わくわく子ども学校』に入学すると同時に自身もスタッフとして参加。子育てグループ『はらっぱ』を立ち上げ、子育て支援活動にも力を入れた。2012年に常勤スタッフになる
中尾有里[ナカオユリ]
大学3年生の時、『箕面こどもの森学園』に出会い、学習サポーターとなる。大学を卒業し、2012年に専任スタッフになり、「アトリエ」と「音楽」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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