目次
第1章 怒りは罪なのか、毒なのか
第2章 怒りと暴力と文化
第3章 事あるごとに怒る神
第4章 怒りへの抵抗―西洋の場合
第5章 怒りへの抵抗―仏教の場合
第6章 怒りを超越するヨーガ
第7章 忍耐を身につける
第8章 怒りを手放す方法
第9章 憎悪には愛を、悪には善を
第10章 怒りに身をゆだねる
著者等紹介
サーマン,ロバート・A.F.[サーマン,ロバートA.F.][Thurman,Robert A.F.]
1941年アメリカ、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学教授。宗教学を教える。ハーバード大学で哲学を学んだ後、インドへ渡る。1964年、ダライ・ラマと出会い、欧米人ではじめて得度を受けた。1987年、俳優のリチャード・ギアらとニューヨークに「チベット・ハウス」を設立、代表を務める。チベットの仏教や文化などをテーマに、執筆・講演活動を精力的に行っている。娘は女優のユマ・サーマン
屋代通子[ヤシロミチコ]
1962年兵庫県西宮市生まれ。横浜育ち。大学で国語学を学んだ後、出版社で翻訳校正業務に携わり、翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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viola
6
7つの大罪シリーズ憤怒編。これで7冊全て読んだことになります。巻末に少しだけシリーズの本が載ってはいますが7冊全部載っているわけではないし、著者は全部別々で、副題もないという不親切さ。これの○○編を先に読みたいんだよなぁ、と思ってもタイトルが分からなかったりします(苦笑)この憤怒編は、タイトルもちょっといまいち。ええ、7つの大罪なのに仏教ばっかり??と思ってしまいました。(実際はキリスト教にかなり割いているので問題なし。内容には満足)著者はなんと、ユマ・サーマンの父親だそう!2012/06/02
ラメラ
0
私には合わなかった。 帯に「怒りは最大の敵!」とあるが、嫌なものだからといって敵と決めつけるのはどうなのだろう。 この本を読んでも結局怒りの手放し方はわからない。 「怒りに対して耐性を養い、忍耐を身につける」と書いてあるが、それは我慢してるだけであって手放すこととは反対方面ではないのか。 私はチベット仏教の高僧の瞑想セミナーにも参加しているが、それはもっと慈悲深いものであり、雑念や負の感情であってもこの著者のように敵とみなし力尽くで押し込めるようなものではない。 引用が多く、著者の思いもよくわからない。 2024/02/10