内容説明
もしも、あなたが宇宙で暮らすことになったら…人体のしくみ、大気や無重力の知識から、具体的な宇宙での生活方法まで大公開!将来、快適な宇宙ライフをおくるためには必読の一冊。
目次
未知なる宇宙への旅
宇宙で暮らす、その前に
呼吸のシステムと大気
温度と湿度の調節
加速についての基礎知識
無重力空間での生活
人体に有害な放射線
栄養と衛生の管理
宇宙での作業
人間のためのデザイン
宇宙と娯楽
宇宙における健康と医療
スペースプレックス(宇宙総合施設)の建造
宇宙生活に向けて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
如月魅冬
2
宇宙で暮す場合に、必要になると思われる知識をほぼ網羅した一冊。酸素濃度から、微小重力下での身体の変化まで詳細なデータによって考察されている良書である。但し、具体例の大半が1970年代のスカイラブでは、古すぎると感じた。2011/03/04
バチスカーフ
1
いやはや、時間がかかりました。「人間」に関する考察本としても充分に練りこまれています。社会科学についてはやや空回りはあるものの、ガンダムという予備知識を持つ日本人には結構しっくりくるのかも。2011/07/08
せんにん
0
タイトルの気楽さから入門書だと思って手に取ると少々痛い目に遭う。それくらい、データが詰め込まれている。宇宙の話をする前に、人間が地上で暮らしている理由を訥々と述べることで、しっかりと外堀を埋めた上で読めるようになっているのは○。2014/05/01
じょん
0
おもしろかった!というか、興味深い!宇宙ってやっぱりいいですね。2012/11/24
onasu
0
この切り口のものを読むのは初めてで、感心しつつ読みました。 地球での生活と宇宙での暮らしでは、大きく異なるが、その対処方や逆に利点は多く収拾できてきているとか。想像の領域であった宇宙での暮らしが、現在の延長線上に捉えられるような気がしてきます。終盤の社会科学的な記述は余計かもしれません。 記述や図に、やや古さを感じることと、 長編かつ翻訳もので読み飽きることを除けば、おもしろい一冊でした。2011/03/29