防災学原論

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防災学原論

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  • サイズ キガイ判/ページ数 382p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784806714125
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0500

内容説明

『自然災害』という言葉は、一般に、地震・台風・洪水といった『自然現象』そのものと同じ意味で用いられている。しかし、自然現象である加害力のマグニチュードがどれだけ大きくても、人間社会側の対抗能力が大きければ、決して災害にはならない。人々を死に追いやってしまう仕組みとは何か。何が人間の社会を『脆弱』にしているのか。防災は、単なる一特殊分野の専門家にゆだねられる事業ではない。社会全体に関連する根源的な問題を含む事業である。『脆弱性の根源的な原因』『危険な環境』『資源や機会の得やすさ』と『生業』という二つの概念から得られた分析成果を用いた、より安全な社会を作るための指針を示す。

目次

第1部 全体の枠組みならびに基本となる考え方(防災・減災のための事業と我々のアプローチ;加害力を災害にする圧力ならびに減圧策の一般モデル;資源へのアクセスと逆境の克服)
第2部 加害力に対する脆弱性と加害力のタイプ(飢饉と自然災害;バイオハザード(生物起源の加害力)
洪水
高浪による海岸地域の災害
地震と火山活動による災害)
第3部 安全で安心な環境を作る(安全・安心な環境)

著者等紹介

ワイズナー,ベン[ワイズナー,ベン][Wisner,Ben]
ロンドン大学の一部であるロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの開発学研究所、ならびにペンフィールド・クレイグ災害研究センターの招聘研究員、オハイオ州オベリン大学環境科学研究所研究員を歴任。過去の災害の背景を探り、現代の災害を観察し、災害が自然現象ではなく、自然の力が病根を衝いて社会を震撼・崩壊させる病理現象であることをはじめて指摘してモデル化し、実践をとおして世界の災害観と対策指針を根底から変えた行動学者

岡田憲夫[オカダノリオ]
1947年生まれ。京都大学防災研究所教授。京都大学防災研究所所長、工学博士。専門は総合防災学、災害リスクマネジメント、社会システム計画学、まちづくり論。2001年より、総合的な災害リスクマネジメント(IDRiM)の学際融合領域開拓を国際的に推進している

渡辺正幸[ワタナベマサユキ]
1939年生まれ。東京大学生産技術研究所招聘研究員。建設省土木研究所、国際連合欧州本部災害救援調整官事務所ならびに国際協力事業団(JICA)を経て、現在は(有)国際社会開発協力研究所代表

石渡幹夫[イシワタリミキオ]
1963年生まれ。東京大学工学系大学院都市工学修士課程修了。クランフィールド大学防災研究所へ留学。建設省在勤中に在ネパール日本大使館、海外経済協力基金、アジア開発銀行に勤務。国際協力機構(JICA)国際協力専門員として、防災ならびに平和構築復興支援プロジェクトを担当

三牧純子[ミマキジュンコ]
京都大学大学院地球環境学舎環境マネジメント専攻、博士課程修了。博士(地球環境学)。2009年より国立民族学博物館外来研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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