内容説明
「暴食」の歴史が明かす、人と食欲との知られざる攻防記!空腹と満腹のあいだで揺れ動きながら、それでも人間は食欲と戦い続ける。
目次
第1章 暴食は罪?(何が罪なのか;誰にとっての罪なのか ほか)
第2章 罪の報い(暴食のゆきつく場所;来世の罪から現世の罪へ ほか)
第3章 隠された、ほんとうの罪(暴食するか、絶食するか)
第4章 暴食、至福の瞬間(おおいなる暴食文学;暴食家たちの楽園)
著者等紹介
プローズ,フランシーン[プローズ,フランシーン][Prose,Francine]
1947年アメリカ、ブルックリン生まれ。作家、エッセイスト、バード大学客員教授。2007年から2008年まで、米国ペンクラブの会長を務める。代表作のひとつ“The Glorious Ones”はミュージカル化され、反響を呼んだ
屋代通子[ヤシロミチコ]
1962年兵庫県西宮市生まれ。横浜育ち。大学で国語学を学んだ後、出版社で翻訳校正業務に携わり、翻訳の道に入る。現在は札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちいくま
3
うーん… キリスト教をベースにしてる部分が多いからか?ちょっと入りづらい感じでした。世界史というよりはエッセイ集みたいなノリで読んじゃったです。7つの大罪の他のシリーズもあるらしいので、ちょっぴり興味。2016/07/16
viola
2
7つの大罪シリーズの暴食編。うーん、ほかのほうが面白かった。早すぎる食事、凝りすぎた食事、多すぎる食事、高価な食事が暴食にいたる道だそう。=暴食、とはならないんですね。結局暴食って、食べることが罪なのではなくて、食欲という欲が罪なんですよね。でも、逆に食べなさすぎる修道女に対しては批判もあったみたいで、結局ほどほどがいいのか。2012/03/15
バーベナ
2
拍子抜け。世界史というには欧米に偏りすぎ。2010/10/19
烏鳥鷏
2
七つの大罪シリーズ。暴食というと体を壊すほど食べまくる、というイメージだが、命をつなぐのには必要ないほどの凝った食事・高価な食事なども元々は範疇だったらしい。敬虔な人は、味わうための食を罪と考え、食物に灰をふって食べたとか。そういう宗教的な面から、現代のダイエットブームやグルメブームまでさらりと網羅している。飲酒も暴食の範囲内だとか、アダムとイヴがリンゴを食べたことが暴食であり、暴食こそが全ての罪のはじまりである、という考えが面白かった。2010/03/06
メイロング
1
面白いシリーズだなー。論説文よりエッセイという感じ。キリスト教圏における暴食のとらえ方とはどんなもんか知るにはいい一冊かも。2010/12/24
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