内容説明
野の花370余種を、花に訪れる昆虫88種とともに、2週間ごとの季節の移り変わりで描く。花、実、根のようすから、季節ごとの姿まで、身近な草花の意外な魅力、新たな発見がいっぱいの植物図鑑。巻末には、植物画の描き方の特別講座付き。
目次
啓蟄(3月上旬)
春分(3月下旬)
清明(4月上旬)
穀雨(4月下旬)
立夏(5月上旬)
小満(5月下旬)
芒種(6月上旬)
夏至(6月下旬)
小暑(7月上旬)
大暑(7月下旬)〔ほか〕
著者等紹介
長谷川哲雄[ハセガワテツオ]
1954年栃木県宇都宮市生まれ。北海道大学農学部卒業、専攻は昆虫学。学生時代から独学で植物の絵を描き始める。定期的に自然観察会を開いて、身近な自然のおもしろさを伝えている。宇都宮市在住。NHK文化センター宇都宮教室ボタニカルアート講座講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
72
ボタニカルアートに彩られた野草図鑑。繊細で精密なイラストが素晴らしい本ですが、作者の専攻は昆虫学で絵は独学で学んだとのこと。季節を19に分けて、野の花を紹介するとともに、花に寄ってくる虫たちのイラストも収録されているので、苦手な方はご注意を。チョウチョやハチなど抵抗は少ないと思われるものですけどね。巻末に自然観察のポイントや植物画に関するテクニックも掲載しています。2009年5月初版。2015/07/04
pocco@灯れ松明の火
13
お外へスケッチしに行こう:春です、野原の草の名を調べながらスケッチしようよ。楽しいよ。草花だけでなく、周りに来る昆虫もタップリあり。精密画で色も鮮やか。お薦め(自分用に購入したいもん)2012/05/06
kinkin
8
イラストが美しい本。写真より絵のほうがわかりやすいのはなぜだろう。2013/01/11
凌霄
7
写真ではなくイラストで描かれた図鑑。とても綺麗♪見てたら描きたくなっちゃいました(^-^)昆虫もイラストなので助かりました…この本を持ってさんぽに行きたくなります!2013/08/12
牛仮面
3
表紙を開いたらサインがある。思い出した、この出版社に勤める友人に誘われて著者のトークショーに行ったのだった。そのとき読んで以来の再読。 名前を知っていると花がよく見える。とてもありがたい本だ。木の花が好きで草花はあまり知らなかった。この本さえあれば、きっと草花も木の花のように好きになれるかもしれない。 時季ごとの章立てだからガイドブックになる。 休みに入ったら土手歩きに行ってみようかしら。 カバー、買ってこないとな。2012/08/04