内容説明
代替医療や「治りたい」という思いも大切にし、患者さんとその家族に、安らぎと希望を与えるホリスティック緩和ケアとは。
目次
1章 緩和ケア病棟における“治療”とは―「安らぎ」と「希望」を求めて
2章 一人ひとりの心地よさ―富士山見物旅行、折り鶴から、「自ら苦痛と向き合う」まで
3章 真実を伝えるということ―緩和ケア病棟での告知の実際
4章 緩和ケアで取り入れた代替医療の実践事例
5章 緩和ケア病棟における心のケア
6章 トータルサポートへ―ホスピス、緩和ケアを超えて
著者等紹介
黒丸尊治[クロマルタカハル]
1959年、東京都生まれ。1987年信州大学医学部卒。徳洲会野崎病院にて、内科、外科、産婦人科、小児科の研修を三年間した後、1990年4月より関西医科大学心療内科に入局。九州大学心療内科、洛和会音羽病院心療内科を経て、2002年11月より彦根市立病院緩和ケア科部長。がんの終末期のみならず、がんという診断がついた段階から、死に至るまでのすべての段階で緩和ケアが必要であるという観点から、緩和医療に取り組んでいる。また、ホリスティック医学にも深い関心を持ち、1989年5月より、大阪にて一般の人を対象にしたホリスティックフォーラムやシンポジウムを定期的に開催し、この分野においても精力的に活躍している。日本心身医学会指導医。日本心療内科学会評議員。日本サイコオンコロジー学会常任世話人。日本ホリスティック医学協会理事、同関西支部長。米国NLP協会公認NLPプラクティショナー
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