アマゾンとアンデスにおける一植物学者の手記〈上〉

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アマゾンとアンデスにおける一植物学者の手記〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 388p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784806712848
  • NDC分類 462.6
  • Cコード C0020

内容説明

博物学が栄光の時代を謳歌した19世紀の中葉、ウォレスとベイツの後を追って、1849年にアマゾンに入った英国出身の植物学者リチャード・スプルースは、下アマゾン河からリオ・ネグロ川、オリノコ川の上流域を6年間にわたって探検し、膨大な数の熱帯の植物を採集、あわせてインディオの生活を克明に記録した。1855年、転じて上アマゾン河経由でペルーのタラポトに入り、さらにエクアドルに到達。アマゾンの平原とはまったく異なるアンデス太平洋岸の過酷な気候と急峻な山岳地帯のなかにあって植物の研究を続け、南アメリカの植物にかんする情報を故国に送った。

目次

パラと赤道の森
アマゾン河遡行、最初の居住地サンタレンへ
オビドスとトロンベタス川への旅
サンタレン滞在―植物と住民の観察
下アマゾンの地質とサンタレンの植物相
サンタレンからリオ・ネグロ川へ
マナウスにて―下リオ・ネグロ川の原生林の調査
リオ・ネグロ川遡行、サン・ガブリエルへ
サン・ガブリエル周辺の急湍と山岳樹林
ウアウペス川の急湍と未踏の森への探検旅行
サン・カルロスと上リオ・ネグロ川の丘陵
フンボルトの国で―カシキアーレ水道、クヌクヌマ川およびパシモニ川遡行の旅
オリノコ川の急湍へ、そしてサン・カルロス帰還
サン・カルロスからマナウスへ―リオ・ネグロ川下航の旅

著者等紹介

スプルース,リチャード[スプルース,リチャード][Spruce,Richard]
1817‐93。英国ヨークシャーの寒村ガンソープ生まれの植物学者。数学教師を務めながら幼少のころからの植物への関心を育み、とくに蘚苔類の専門家となる。1845~46年、フランスのピレネーで採集。49年には南米大陸に植物を求めてアマゾン河に渡る。下アマゾン河からリオ・ネグロ川、オリノコ川を遡行、カシキアーレ水道の錯綜部を探検。生涯深い交わりを結ぶこととなったウォレスとはこのとき出会う。55年、転じて上アマゾン河を遡行、ペルーのタラポトにいたる。58年にはさらにエクアドルのアンバトに居を移し、ここを拠点にアンデス山系の調査探検に従事する。この間マラリアの特効薬キニーネの採れるアカキナノキの種子、苗木を集めて東洋の熱帯地方に送り、プランテーションの建設に貢献。64年帰国。その後は故郷のヨークシャーで研究生活を送り、93年病弱のうちに七七歳の生涯を閉じる

ウォレス,アルフレッド・R.[ウォレス,アルフレッドR.][Wallace,Alfred Russel]
1823‐1913。英国ウェールズのウスク生まれの博物学者、生物進化論者、社会思想家。1848年、種の起原の解明を意図してブラジルに渡り、下アマゾン河からリオ・ネグロ川流域を四年間にわたって調査探検、52年帰国。54年転じてマレー群島に赴き、62年まで動植物の採集と観察をおこなう。58年、テルナテの僻村で自然淘汰による生物進化の理論を着想、いわゆる「テルナテ論文」をダーウィンに送って『種の起原』の発表の糸口をあたえた。また、バリ、ロンボク二島を隔する動物分布の境界線を発見してウォレス線の名を残した。帰国後は定職が得られぬままに1913年、九〇歳一〇カ月の生涯を閉じるまでに、膨大な著書、論文を公にし、晩年の論説は社会問題にもおよんだ。スプルースの遺稿の編纂は八五歳のときの仕事である

長沢純夫[ナガサワスミオ]
1919年、東京生まれ。京都帝国大学農学部農林生物学科卒業。応用昆虫学専攻。元島根大学教授、農学博士。日本応用動物昆虫学会、日本昆虫学会などの会員

大曽根静香[オオソネシズカ]
大阪生まれ。早稲田大学第一文学部英文学科卒業
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感想・レビュー

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塩崎ツトム

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ベイツの旅行記も読んだ。ウォレスも読んだ。と来れば植物学者スプルースのアマゾン川探検記もないかなとおもっていたら、ちゃんとありました。しかしここ最近は、散々19世紀のアマゾン川探検記を貪っていたので、さすがに胃もたれ気味。2014/07/30

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