内容説明
これまでの公共事業に変わる農林産地の活性化・雇用創出と、国内で生産できる再生可能なエネルギー資源として期待されるバイオマス(生物資源)。農作物からつくる燃料からベンツ車の内装材まで、国内外のバイオマスエネルギー開発、バイオマス製品開発の最前線を取材した「バイオマス」利用についての包括的なガイドブック。
目次
1章 「バイオマス」の意味と価値
2章 木質バイオマスを活用する
3章 農業残滓や農作物から液体燃料をつくる
4章 廃棄物は貴重なバイオマス資源
5章 南の国のバイオマス利用
6章 自動車業界の植物繊維利用、「畑で採れるメルセデス・ベンツ」の進展
7章 素材としてのバイオマス利用
8章 森林などの「原産地」の管理費用をどう調達するか
9章 アグロフォレストリーにみる「バイオマス製品」と多様性の原則
終章 バイオマス産業社会とは何か
著者等紹介
原後雄太[ハラゴユウタ]
1958年東京都杉並区に生まれる。東京大学法学部卒業。J・Pモルガン資金部マクロ経済アナリスト、世界自然保護基金(WWF)インターナショナル熱帯林保護担当官、米国フォード財団環境部、日本・ブラジルネットワーク(JBN)代表などを経て、現在、明治学院大学経済学部助教授(専門は森林政策・社会開発・環境政策・資源管理)。バイオマス産業社会ネットワーク共同代表
泊みゆき[トマリミユキ]
京都府峰山町に生まれる。日本大学国際関係学部、同大学院国際関係研究科修了。1989年より(株)富士総合研究所にて、地球環境問題や企業の環境対策についてのリサーチに携わる(2001年に退職)。1999年、バイオマス利用に関心をもつ関係者とともにバイオマス産業社会ネットワークを設立、以後、原後雄太とともに共同代表を務める
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