著者等紹介
町田晴朗[マチダセイロウ]
1938年生まれ。青森県立弘前高校、弘前大学医学部卒業。外科学第一講座講師を経て現在青森県総合健診センター非常勤勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
45
現在と昔のロシア文化の軽妙洒脱に混ぜ合わせ、柔らかく、語り直すテッフィの短編集&エッセー。「ペンネーム」のテッフィ自身の気負いにクスリとし、名前から想像して実態を妄想するしかない「ブリン」に爆笑。だが、そんな中で異質だったのはロシアの怪僧、ラスプーチンとの2度の邂逅。その記録は読者にも強烈であり、自身とロシアへの予言としか言えないラスプーチンの言葉は悍ましい。2016/07/17
トオルラン
1
帝政ロシア末期の怪僧ラスプーチンとのエピソードを興味深く読んだ。本の解説を読んでラスプーチンが性の秘術を行っていたということを初めて知った。南北朝時代の後醍醐天皇に真言立川流を伝授する文観かよ……。どこの国にでも国政を乱す宗教者っているものなんだなあ。2020/04/02