内容説明
〈信愛勇〉の3文字をかかげて本州北端津軽の中学校現場から発信する真摯な魂の軌跡。中学校教師の実践記録とその生活と意見。
目次
支えられて(恩人;走る、走る、走る;忙中閑あり、父子サイクリング;奇蹟だあ ほか)
実践活動の中から(黒石中学校時代;浪岡中学校に移って)
思索のまにまに(育児の事と老人の事と;“あそび”と“同時通訳”を;ある衝撃;鳥葬の国、ニッポン ほか)
場を与えられて(三沢青年会議所で;ある独白;尼崎市「実践の家」で;福祉事務所に招かれて;実践人夏季研修会にて)
感想・レビュー
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まさあき
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「一沈一珠」― 海女が一旦海に潜ったら、どんなに息が苦しくなっても一個の真珠貝を見つけ出すまでは決して浮上しない。 艱難辛苦に遭えば、そこに必ず掴むべき宝があるという言葉である。 若いころにこの言葉に出逢った筆者は大学卒業後、教育の道に入った。 暴力、ドラッグ、いじめ、万引きなど。荒れ果てた昭和の中学校を目の当たりにしてから、問題解決に力を尽くす日々。そんな中で、筆者は知らず知らずの内に多くの宝を手にしていたという。 不易流行。当時を赤裸々に語る本書にある教育手法は真似できないが、その気概に学びは多い。2016/02/11
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- 和書
- いつもと違う日 徳間文庫