内容説明
商標は、「商品(サービス)の顔」、「企業の顔」あるいは「物言わぬセールスマン」と称されることもある。商標が他人によって勝手に使用されないようにするための商標登録制度は、営業活動が円滑に行われるために必要不可欠な制度であるとともに、消費者の誤認混同を防ぐという重要な役割も担っている。本書は、商標登録制度の仕組み及び商標の審査運用について、特許庁内のメンバーからなる商標審査実務研究会が、審査官・審判官等の経験に基づき執筆したものである。実務に初めて携わる方から経験を積まれた方まで、より理解が深まる解説書。
目次
第1部 商標登録制度のあらまし(商標登録制度とは何なのか;どういう人が商標権者になれるのか;どういう商標が登録になるのか;どのような手続によって登録になるのか ほか)
第2部 商標実務とその周辺(商標審査;商標に関するQ&A;特許庁ホームページと商標検索;商標を巡る最近の判決)