内容説明
情報通信産業はもともと電気通信事業を出発点とするが、80年代からはコンピュータ技術の革新と規制緩和によってグローバルな発展を遂げ、今日では政治、軍事はもとより、企業経営から日常生活にいたるまで強い影響を与える存在になっている。本書はこのように進化しつづける情報通信産業を多面的に解明したものである。
目次
第1章 情報通信産業の発展と日本経済(グローバル化と情報通信革命;激しくなる制度間競争 ほか)
第2章 情報通信高度化時代の構図と戦略(情報通信産業の全体構造と基本動向;情報通信高度化における日本の立ち遅れと戦略的な課題 ほか)
第3章 通信産業の自由化と規制改革(通信規制の法と経済学;米・英・EUの通信自由化と規制改革 ほか)
第4章 通信ビッグバンによる国内通信市場の変貌と業界構造(通信ビッグバンが国内通信市場へ与える影響;日本の移動体通信市場と次世代規格問題 ほか)