内容説明
ロシア人が見る中国古代の世界像。1980年代半ばに書き下ろされたロシア語の原書を翻訳!2000年前の封建社会体制にありながら、精神面と物質面からの社会改革を狙い、『全体』を支える『個』の躍動に着眼した墨子を、現代人の道標としてクローズアップする、ロシア中国学者の重鎮による労作。
目次
第1章 墨家学派の拡大と破滅を発生させた歴史的条件
第2章 墨〓と彼の生涯、墨家学派
第3章 『墨子』本の創造におけるスタッフと歴史
第4章 墨主義者の教義である思想的起源
第5章 墨家学派の社会的‐政治的見解
第6章 早期と後期の墨主義の倫理的見解
第7章 認識に関する早期墨主義者の教義と後期墨主義者の唯物論的認識理論