内容説明
日常生活と哲学をいかにむすびつけるか?長年、このことに心を砕いてきた今は亡き著者の“生”の断片。「知を愛する」という語源をもつ言葉が、なぜ「哲学」という日本語になったのか。ソクラテス、プラトン等、ギリシアの哲学者の言葉を引用しながらのわかりやすい解説。我々の日常生活から失われてしまった「何かについて真剣に考えてみる」という姿勢を思い起こさせる。
目次
第1章 哲学とは何か
第2章 倫理学について
第3章 ソクラテスとプラトン
第4章 人生と哲学
第5章 生と死と
第6章 生きるということ、学ぶということ
第7章 教育にたずさわる者として
第8章 つれづれに思うこと